夜になると訪れる歯の痛みの原因とは - 非歯原性歯痛と併せて紹介

2020年06月28日
非歯原性歯痛
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歯の痛みを分類するうえで重要な考え方となる「歯原性歯痛」と「非歯原性歯痛」について
紹介しているニュースです。


夜になると訪れる歯の痛みの原因とは - 非歯原性歯痛と併せて紹介
2020/06/04 マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20200604-1042949/

就寝しようとベッドに入った際や、寝転んで本を読もうとしたときにズキズキと歯が痛んだ経験はないだろうか。
虫歯などの歯のトラブルを抱えていないにも関わらず、
不意にこういった歯の痛みが襲ってくるようだと不安にさいなまれてしまうが、
実はこのようなケースでは、必ずしも痛みの原因が歯にあるわけではないのだ。

本稿では、口腔外科専門医の梯裕恵医師の解説のもと、歯の痛みを分類するうえで重要な考え方となる
「歯原性歯痛」と「非歯原性歯痛」について詳しく紹介していく。


「歯原性歯痛」とは

歯に痛みを伴う疾患としては虫歯が広く知られている。
虫歯とは口の中の細菌が作り出した酸によって歯が溶けた状態であるが、
この虫歯のように痛みの原因が歯そのものにある歯痛を「歯原性歯痛」を呼ぶ。
歯原性歯痛の主な種類は以下の通りだ。

■歯髄炎(さまざまな原因で歯髄に炎症が生じたもの)……虫歯、歯の打撲、歯の破折など

■歯根膜炎(歯周組織を構成している歯根膜に炎症が生じたもの)……歯の打撲、咬合性外傷
 (ある部分だけ咬み合わせが強く当たったりすることが原因)など

■根尖性歯周炎……神経が死んでしまった根の先に炎症が生じたもの

■智歯周囲炎……親知らずの周りの炎症

梯医師は、歯の痛みは歯髄という歯の神経の炎症から起こると話す。
虫歯などで神経が露出すると感染を起こし、根っこの先まで感染するようなこともある。
こういったケースでは、歯の内部への圧力のかかり具合に伴い、
ズキズキとする脈を打つような拍動性の歯の痛みが出現する。

ベッドなどで横臥(おうが: 横向きに寝ること)する際に痛みを感じるのは、
口腔内にある歯の内部へ圧力がかかってしまっているから。
一方で、デスクワークや歩行時など、頭部を上にしている状態ならば、
圧力がかかっていないため痛みが若干和らぐというわけだ。


「非歯原性歯痛」とは

歯そのものに痛みの原因がある歯原性歯痛とは対照的に、歯に原因がないにもかかわらず、
歯に痛みを感じる疾患として「非歯原性歯痛」がある。

「人は痛みを感じた際、痛みの信号が神経を通じて脳に送られているのですが、
神経は身体のさまざまなところから脳へと複雑につながっています。
中には神経と神経が近い部分もあるのですが、
別の所から送られてきた痛みの信号がそういう場所を通過する際に『混線』してしまう可能性があり、
結果として痛みが発生している場所を勘違いしてしまうことがあります」

つまり、歯以外の部分から生じた痛みのサインを誤って脳が受容してしまい、
「歯が痛む」と誤認識してしまっているというわけだ。
では、具体的にどのような非歯原性歯痛の種類があるのだろうか。
以下にまとめてみたので参考にしてみてほしい。

・筋・筋膜痛による歯痛
・発作性神経障害性疼痛による歯痛(数秒間発作的に生じる)
・持続性・神経障害性歯痛
・神経血管性頭痛による歯痛(群発頭痛や片頭痛などに伴って生じる)
・上顎洞疾患による歯痛
・心臓疾患による歯痛
・精神疾患または心理社会的要因による歯痛
・特発性歯痛(X線画像などには明らかな異常が認められない原因不明のもの)


非歯原性歯痛で最も多いものが筋・筋膜痛による歯痛。慢性的な筋肉への負担により、
痛みの発生源となる「トリガーポイント」が形成され、
患部となる歯の特定が困難な自発性の鈍痛や持続性の痛みが発生するという。

「いつもは痛みを起こさないような小さな刺激で強い歯痛が発生する『発作性神経障害性疼痛』や、
帯状疱疹に関連する痛み、歯科治療に関する痛みが持続するもの、
群発頭痛や片頭痛などに伴って生じるもの、
頭蓋骨の中の鼻の左右両側に位置する空洞である上顎洞疾患による痛みなどあります。
その他にも狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患により、下顎や歯に痛みが生じるケースもあります。
多くの場合は胸痛と顔面の痛み、歯痛が同時に生じますが、
まれに歯痛のみが症状として現れることもあるので要注意です」

精神疾患または心理社会的要因(ストレス)による歯痛や、
さまざまな疾患(悪性腫瘍、血管炎、良性腫瘍、頸椎の異常、迷走神経反応、薬の副作用など)
により体が歯の痛みと勘違いして非歯原性歯痛を引き起こすこともあるという。


「非歯原性歯痛」の診察と治療法

上記のように、非歯原性歯痛を引き起こす要素は非常に多岐にわたる。
そのため、非歯原性歯痛が疑われる場合、まずは原因となる疾患がないかしっかり臨床所見をつかみ、
画像検査や血液検査などで疾患を鑑別していくことになる。

「筋・筋膜痛による歯痛が考えられれば筋の圧痛検査を行い、
疼痛発生源と思われるトリガーポイント注射を行うなどして診断します。
その他、頭痛専門医や精神科医師の診断が必要と考えられる場合は、速やかに受診を促します。
原因疾患が考えられるならば、それに対する治療を行います。
非歯原性歯痛は抗うつ薬や抗てんかん薬が奏功する場合も多いので、専門医での治療をお勧めします」


梯裕恵(かけはしひろえ)
歯学博士、口腔外科専門医。専門は骨吸収抑制薬関連顎骨壊死、顎関節症。福岡県出身、九州大学卒。
大学病院での口腔外科診療のほか、学生や研修医の指導も行う。
趣味はワイン、海外旅行、エアロビクス、スペイン語。
女性ならではの視点での診療を心がけています。En女医会所属。

En女医会とは
150人以上の女性医師(医科・歯科)が参加している会。
さまざまな形でボランティア活動を行うことによって、女性の意識の向上と社会貢献の実現を目指している。
会員が持つ医療知識や経験を活かして商品開発を行い、利益の一部を社会貢献に使用。
また、健康や美容についてより良い情報を発信し、医療分野での啓発活動を積極的に行う。
En女医会HPはこちら
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のぞみ
この記事を書いた人: のぞみ
<発症原因>
中学時にいたずらによる椅子引きで
尾骨を骨折する
原因不明の多彩な症状が現れ
寝たきり車椅子生活となる
ドクターショッピングを重ね
脳脊髄液減少症だと
診断確定したのは発症から10年後

<診断・検査・治療病院>
国際医療福祉大学熱海病院

<検査結果>
画像診断より
腰椎から複数の髄液ダダ漏れ
脳下垂・硬膜肥厚・静脈拡張
髄圧一桁・残存率一桁の所見あり
脳脊髄液減少症と診断確定

<再検査>
先進医療が実施され再検査の結果
胸椎からの髄液漏れ有り
診断基準に該当
脳脊髄液(漏出症)と診断確定

<病歴20年・治療後10年・男性>
ブラッドパッチ療法2回
アートセレブ(人工髄液)髄注1回

<治療経過>
発症から20年、治療から10年経過
診断前後の7年間は介助が必要な
寝たきり車椅子生活となりましたが
治療+自己流リハビリを重ねて
多彩な症状は消失しましたが
僅かな頭痛・倦怠感の残存症状があり
共存しながらも社会復帰に至りました
全完治まであと一歩です
新ガイドライン策定news(2018年12月~) (4)
ブラッドパッチ療法保険適用決定(2016年) (3)
┗  ブラッドパッチ療法保険適用 (2)
先進医療実施 診断基準(2012年) (1)
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外傷性脳損傷 (4)
遅発性脳障害 (1)
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カルニチン欠乏症 (2)
筋痛性脳脊髄炎/線維筋痛症 (42)
慢性疼痛 (10)
腰痛(慢性痛) (2)
神経障害性疼痛 (7)
複合性局所疼痛症候群(CRPS) (2)
神経疾患(脊磁計) (1)
脊髄刺激療法(SCS) (2)
筋筋膜性疼痛症候群(MPS) (1)
強直性脊椎炎(AS) (10)
筋萎縮性側索硬化症(ALS) (3)
椎間板ヘルニア (1)
パーキンソン病 (3)
認知症・認知障害・アルツハイマー病 (8)
ヘルプマーク (3)
不定愁訴 (5)
インフルエンザ (1)
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