脳脊髄液減少症による過度の安静・寝たきりが招く生活不活発病(廃用症候群)

2013年07月05日
生活不活発病(廃用症候群) 3
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脳脊髄液減少症になると。1日の中で横になって寝てじっとしている時間が多くなります。
頭痛・体の痛み・鉛を背負っているかのようなだるさ・めまい・吐き気や
様々な部位の痛みから、寝ている状態が長く続いてしまいます。
これらの長きにわたる安静状態によって心身の機能低下になることを、
生活不活発病 (廃用症候群)と言います。


<生活不活発病では、どのような症状になってしまうのか?>

1 運動器障害・・・筋力低下・関節の稼動域の制限・腰・背中痛
2 循環器障害・・・起立性低血圧
3 自律神経障害・・便秘・低体温                 
4 精神障害・・・・抑うつ・無気力・食欲不振・睡眠障害・不眠
5 その他・・・・・尿路感染・脱水

このような状態や症状が起こってしまいます。
「脳脊髄液減少症」の患者さんなら、すでにこの中の症状はあると
言われると思いますが、長く安静にすればする程、この状態が悪くなります。

本来人間の体とは、動かないと、どんどん機能低下してきます。
なので、治療をして漏れが止まった患者さんに対しては、動く事を医師も薦めるのです。
ただし、めまいやふらつきの激しい患者さんは、とても動けませんので、
症状が安定してくるまでは無理だと思います。


<長期安静状態によって起こる筋力低下は>

1 週目で 20%、2 週目で 40%、3 週目で 60%にも及び、
その回復には、1日の安静で 1 週間、1 週間の安静では 1 カ月かかるとされています。
また、過度の長い期間の臥床安静は、
基礎体力・心肺機能・筋持久力・筋硬直・姿勢保持機能の低下を招きます。
血圧の調整障害・関節拘縮・筋肉硬直による痛みの増悪や疲弊
安静によって生じる臓器の退行性、低栄養・胃腸障害、便秘、下痢・抑うつ、起立性低血圧、
寝たきりによる体の重みで、血行障害が起こり、体の痛みが増強され、
QOL,ADL が低下して、全身の機能が低下していきます。

寝た状態から体を起こすとめまいがして吐き気がして立つとふらつく、
起立性低血圧を起こしてしまい、循環器障害の悪化を招きます。
寝ている状態が長いとその状態で血圧が安定してしまい起き上がると
脳まで血液が届くのに時間がかかりそれで脳貧血状態になるのです。
なので、余計にめまい・吐き気・ふらつきが強く起こります。
これらを改善するには、座っている状態をなるべく続けることで良くなってきます。

「脳脊髄液減少症」の患者さんなら安静にした後のご自身の筋力低下を、
体で感じ取っていると思います。それほど、あっという間に筋力低下は起こるのです。
反対にこの筋力を取り戻すのは大変な努力が必要です。
このように、筋力が体に与える影響の重要性が解かると思います。
筋肉は弱った体を支え治癒する為に、とても大切な働きをしてくれます。
そこで筋力をつける為のリハビリに取り組んでいるのです。
(稼動域を広げる為にストレッチも)

健康な時の体は、体脂肪8%の筋肉質体型でした(仕事柄)
しかし「脳脊髄液減少症」だと診断されるまでに10年かかってしまい
その間に歩き続ける事ができなくなるまでに悪化して
寝たきりの状態が7年間続いた結果、筋肉がみごとに無くなり
ガリガリになってしまいました (治療を受けられずに悪化してしまいました)
この状態で治療を受けて歩けるようになったからといっても普通に歩けない。
自分でもびっくりしました。
ノロノロと少し歩いただけで肺や心臓は痛くなるし息は上がるし
ハアハアぜいぜいとなりながらふくらはぎが痛くて足はつるし
踏んだり蹴ったりの状態でした。
体力も無いのですぐにヘロヘロに疲れ症状が増悪して具合が悪くなります。

しかし、いくら辛くともこの状態を治すためには動かないと治せないのです。
そして続けてきた結果、上記の症状は治りました。
 
このように、長期の安静状態は決して「脳脊髄液減少症」の患者さんにとっては、
良い状態では無いと思うのです。
なので、少し動ける状態に回復されたら積極的に身体を動かす事が大切です。

歩く事により心肺機能も高まります。
年齢に関わらず向上してこれます。
全身運動にもなり腰・太もも・ふくらはぎを鍛えることで、
体のバランスも良くなってきます。
ふくらはぎは第二の心臓と言われています。
血液の流れも良くなります。
なんといっても、お金が掛からないです。

生活不活発病 (廃用症候群)にならない為にも 改善して行く為には、
辛くとも意識して体を動かしていくことが、
「脳脊髄液減少症」を治していく為にもプラスになると思っています。

寝たきり車椅子生活から回復したリハビリを記録しています。クリックしてご覧下さい。

寝たきり車椅子生活から回復したリハビリ


<注意>自己流リハビリの記事内容は自己の記録であり
 
    他の患者様にお勧めするものではありません

    社会復帰に必要な体の回復を目的としています
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のぞみ
この記事を書いた人: のぞみ
<発症原因>
中学時にいたずらによる椅子引きで
尾骨を骨折する
原因不明の多彩な症状が現れ
寝たきり車椅子生活となる
ドクターショッピングを重ね
脳脊髄液減少症だと
診断確定したのは発症から10年後

<診断・検査・治療病院>
国際医療福祉大学熱海病院

<検査結果>
画像診断より
腰椎から複数の髄液ダダ漏れ
脳下垂・硬膜肥厚・静脈拡張
髄圧一桁・残存率一桁の所見あり
脳脊髄液減少症と診断確定

<再検査>
先進医療が実施され再検査の結果
胸椎からの髄液漏れ有り
診断基準に該当
脳脊髄液(漏出症)と診断確定

<病歴20年・治療後10年・男性>
ブラッドパッチ療法2回
アートセレブ(人工髄液)髄注1回

<治療経過>
発症から20年、治療から10年経過
診断前後の7年間は介助が必要な
寝たきり車椅子生活となりましたが
治療+自己流リハビリを重ねて
多彩な症状は消失しましたが
僅かな頭痛・倦怠感の残存症状があり
共存しながらも社会復帰に至りました
全完治まであと一歩です

コメント3件

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2013年07月07日 (日) 18:23

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2013年07月07日 (日) 19:27

のぞみ

鍵コメ(み)さんへ

  読んで頂き ありがとうございます
ここに書かれているのをみると 一見 「脳脊髄液減少症」から出る症状にそっくりなので
自分では 区別が 出来ないと思います
僕の場合は これに近いと 自分で思います なので 歩けるようになってからは
回復が進んできて 「脳脊髄液減少症」の症状も 良くなってきています
漏れが止まっていれば 動くことは それほど 心配しないで大丈夫だと思います
もちろん パッとすぐに 良くなるわけでは ないですが 明らかに 動いた方が
調子が良くなるのです 動きに慣れない内は ただ 疲れたり 痛みが増したり
具合が悪くなりますが 体が動くことに慣れてくると 今度は じっとしている
生活をすると 反対に 具合が悪くなってくるのです
まだまだ 実験段階なので 自分の中で 試している段階です・・・笑
でも 動く事(僕の場合は歩く事)で「脳脊髄液減少症」の症状も良くなってきています
僕のように寝たきりの長かった時期がある人は 動く事が 回復の助けになると思います

2013年07月07日 (日) 21:34
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ブラッドパッチ療法保険適用決定(2016年) (3)
┗  ブラッドパッチ療法保険適用 (2)
先進医療実施 診断基準(2012年) (1)
学校における脳脊髄液減少症(文部科学省) (1)
子どもの脳脊髄液減少症 (10)
起立性調節障害 (6)
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国際医療福祉大学熱海病院にて診断確定 (3)
ブラッドパッチ治療後の安静期間と始動 (2)
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ブラッドパッチ治療後の症状 (24)
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甲状腺機能亢進症(別名バセドウ病) (1)
帯状疱疹 (1)
座位・起立・労作不耐・末梢神経障害 (1)
胸郭出口症候群 (3)
梨状筋症候群 (2)
頚椎症・ストレートネック (1)
肩・肩甲骨・背中・手足の痛み (4)
トゥレット症候群と不随意運動 (1)
血糖値上昇 (2)
反応性低血糖症 (1)
副腎疲労/副腎疲労症候群 (1)
IgG抗体検査に関する注意喚起 (1)
胃痛・胃液逆流・下痢 (1)
機能性ディスペプシア (2)
過敏性腸症候群(IBS) (2)
潰瘍性大腸炎(UC) (3)
頻尿・膀胱炎 (3)
┣  ED症状 (1)
┗  女性化乳房症(男性) (1)
無痛分娩・帝王切開(硬膜外麻酔) (4)
┣  月経前不快気分障害「PMDD」 (1)
┣  PTSDと腸内細菌 (1)
┗  HPVワクチン (1)
パニック障害 (1)
うつ病・抑うつ状態 (6)
経頭蓋磁場刺激法(TMS) (3)
反復経頭蓋磁気刺激(rTMS) (5)
経頭蓋直流刺激(tDCS) (1)
むち打ち症 (3)
高次脳機能障害 (6)
軽度外傷性脳損傷 (12)
外傷性脳損傷 (4)
遅発性脳障害 (1)
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群 (55)
小児の慢性疲労症候群 (1)
カルニチン欠乏症 (2)
筋痛性脳脊髄炎/線維筋痛症 (42)
慢性疼痛 (10)
腰痛(慢性痛) (2)
神経障害性疼痛 (7)
複合性局所疼痛症候群(CRPS) (2)
神経疾患(脊磁計) (1)
脊髄刺激療法(SCS) (2)
筋筋膜性疼痛症候群(MPS) (1)
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