脳脊髄液減少症の脳と体の回復にセロトニン分泌・ラジオ体操・リズム運動が有効

2014年10月10日
セロトニン分泌(リズム運動)
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「脳脊髄液減少症」の治療後に漏れが止まった人は、
運動を取り入れていくのが良いと言われても、
「運動」と聞いただけで拒絶する人もいると思います。
運動好きな人は「よっしゃ~わくわくしてきた」となりますが、
運動が苦手な人は「テンションが下がり」ため息が出ます。
音楽を聴く事で気分が上がったり、癒されたり、悲しくなったり、勇気を与えられたり
情景なども浮かんできたりするのは、脳内の快感作用と関係があるようです。
そこで脳内にある神経伝達物質である、セロトニンについて注目してみます。

<セロとニンとは>
90%が消化管に8%が血小板の中に2%が脳内にあります
(睡眠・体温・呼吸・心臓・消化・食欲・生食・運動などに関わる)
不安やイライラを抑えて精神状態をバランスの良い
安定した状態に保っています(幸せホルモン)とも言われています

<セロトニンの働き>
① 体温   セロトニンが少ないと低体温・冷え性になりやすい
② 呼吸   呼吸中はセロトニンを送って呼吸量を調節しているが
       セロトニンが少ないと、呼吸中枢を充分刺激できずに息苦しくなり
       睡眠が何度も中断して熟睡ができない
       リズムを意識して呼吸をする事でセロトニン神経を活性化
③ 睡眠   興奮した神経を抑制して鎮静化させる
       夜になると脳内でメラトニンという(睡眠ホルモン)に分解される
       メラトニンが不足すると不眠になる
④ 腸の働き 腸のぜんどう運動に働き 過剰に分泌されると下痢・少ないと便秘
⑤ 嘔吐   嘔吐中枢はセロトニンにより刺激されて起こる
⑥ 痛み   セロトニンは痛覚の抑制する効果があり
       その機能が衰えると疼痛や原因不明の痛みを感じる
⑦ 生理不順 排卵前後にセロトニン量が一番多く 精神的に最も充実している時期で
       生理前や更年期障害  産後・更年期はエストロゲンが急激に減り
       セロトニンが少なくなり、イライラや不安やうつ状態になりやすい 
⑧ 姿勢   脊髄を通って腹筋や背筋などを働き                              
       セロトニンが少なくなり姿勢が崩れやすくなる
       表情筋に作用して表情を豊かにさせる
       反復運動をスムーズに行うために働きます

<セロトニンの影響が出ている>
このように、セロトニンの働きは、感情を安定させるだけではないのです。 
睡眠に導いたり体を整える為にも大切な働きをしているのです。
セロトニンが何らかの原因で不足したり、うまく働かなくなったりして、
アンバランスになると、様々な悪影響が心と体に現れるのです。

「脳脊髄液減少症」を発症すると、ホルモンバランスが乱れて、
セロトニンによる影響が出ているのかもしれません。
「脳脊髄液減少症」の患者さんに出ている症状が、多く含まれているように思います。

<不眠(睡眠障害)や、不調を改善させていく為に>  
セロトニンを増やす為には「リズム運動」が効果的です。
リズム運動のメリットは、セロトニン濃度が高まる事で、
不安や抑うつ感などが改善されるだけでなく、
元気が出てポジティブな気分になり「メンタル強化」にピッタリな運動です。

<参考例>
歩くリハビリは、運動療法なので、目標を定め、回復状態に合わせて、
距離・歩くスピード・平坦な道・坂道・階段・乗り物(バス・電車・自転車)
という風に、運動強度を、段階的に上げて行きながら、
インターバル速歩を取り入れています。

運動療法は、
回復段階に応じて、ステップアップしていかなければ、
基礎体力・心肺機能・筋持久力はついてきません。
単発な動きは出来るようになっても、筋持久力が乏しい為に、
ヘロヘロに疲れてしまいます。

★治療後の初めは、座る、立つ、歩くなどの、身体機能訓練を行う。
★次に、基礎体力の向上を目指し、心肺機能を高める運動をする。
★それから機能回復の運動を、取り入れて行くと良いと思います。

回復段階に応じて、運動強度をステップアップして、
歩き続けられる体、動き続けられる体、活動量を高める体をつくっていきます。

<リズム運動とは>
ウォーキング・足踏み・サイクリング・ジョギング・エアロビクス・ダンス 
そしゃく(食事の時によく噛んで食べることや ガムを噛むことです) 
一定のリズムで、筋肉の緊張と弛緩を繰り返しているのが、リズム運動といいます。

<セロトニンの分泌>   
セロトニンは、朝から日中に多く分泌されますので、朝日を浴びながら
ウォーキングするのが最も効果がありますが、自分が出来る時に行って下さい。

<リズム運動 ウォーキングをする場合>
歩く時に心の中で「1・2・1・2」とリズムを取りながら、
規則正しく歩くのがポイントです。
5分~30分程度にしておきます。 
疲れを感じる程歩いてしまうと、セロトニンは分泌されなくなってしまいます。
ウォーキング中はおしゃべりをしたり、携帯電話などを見ながら歩くのはNGです。
歩く事に集中します。

<ウォーキング・その場で足踏み・軽めの膝の曲げ伸ばし・かかとの上げ下ろし>
などの運動が、症状により出来ない人でも、
そしゃく(食事の時によく噛んで食べる事やガムを噛む事は)出来ると思います。
これらを取り入れていくと良いと思います。

いざ「歩く」といっても、ひとりで歩くのはつまらないものです。
心の中で「1・2・1・2」と、ずっとリズムを取り続けるのもめんどくさいです。
そこで「音楽」を取り入れていくと効果を上げてくれます。

<リズム運動の代表は、ラジオ体操>
どんな音楽が良いのかと言うと、ご自身の好きなジャンルの曲とは少し違うのです。
リズムを取る目的と、気分を盛り上げる為に必要な音楽が適しています。
音楽のテンポが重要で、運動強度に合っていなければ、
リズムに合わせて体を動かしていく事が出来ません。
音楽のリズムに合わせて体を動かす事で、心の中で数える事も必要ありません。
音楽のリズムに体が反応して、自然と動きが規則正しく動けるようになります。
その代表が「ラジオ体操」です。 
音楽を聴くだけで、リズムに合わせて体を動かせると思います。
テンポも運動強度も最適です。
上半身、下半身の動きが取り入れられており全身運動となり
とても効果的だと思います、これはお勧めです。

<その場で足踏み・その場でスキップ・軽めの膝の曲げ伸ばし・かかとの上げ下げ・片足立ち>
1人でもくもくとやっていても、 
「単調でつまらないし、痛みやだるさも強く出て辛いだけだし、もう~やっていられない。
あ~めんどくさい、や~めた!」とならないように、そこで「音楽」の出番です。
「音楽」には気分を高めてくれる作用と、運動強度を軽く感じさせる効果があります。
また自分が何分やったかの、時間の目安にもなります。
無音の中でやるよりも、苦痛が軽減されて「楽しく出来た」と感じると思います。
あっという間に、時間が過ぎていくのを感じると思います。
「つまらな~い、つら~い、やりたくな~い」と嫌々やる人よりも、
「音楽にあわせて体が動いて、たのしい~」と感じる人とでは、効果に差が出てきます。
運動は1人でやるよりも、複数の人とやる方が効果も上がります。
お子さんと一緒にやっても楽しいと思います。

<挫折する人と成功する人の違い>
①ダイエットしたい→1人での運動がつらい→つまらない→足が遠のく→挫折 
②ダイエットしたい→仲間とのおしゃべりが楽しい→忙しい中でもスポーツクラブに出向く
→仲間とやる運動は楽しい→継続する→ダイエット成功
①の人も②の人も最初の目的は、ダイエットをする事でした。ところが、
②の人は、仲間とのおしゃべりがしたいという「楽しい」という気持ちが
目的に変わり、運動の継続が出来て、その結果ダイエットに成功したのです。

<ダイエットは体重を減らすだけでは、正しいダイエットとは言えません>
食事制限(カロリー制限)栄養バランスも必要ですが、それと同時に運動をしなければ、
体重が落ちると共に、筋力低下となり、体力が無くなり疲れやすい体になってしまいます。

「脳脊髄液減少症」の患者さんは、疲労・倦怠感という症状が出ている人が多いです。
食事を取らずに痩せると体重は減りますが、体力低下・思考力低下・意欲低下なども招きます 
必ず筋力をつける運動を併用する事が大切です。
益々動けなくなってしまいます。

<楽しんでやれる事が大切>
結果は最初に求めても、途中で挫折が待っています。
結果は後からついてくるものです。
病気を治していくのにも共通していると思います。
いかに自分が「楽しい」と感じてやれる事が、継続出来て大切なのかが解ると思います。
運動以外でも、様々なリハビリを取り入れていくには、自分が楽しんでやれる事が大切です
1人で運動をする時にも「音楽」を取り入れてやる事で、楽しくて効果も上がります。 
「楽しい気持ち」と「笑顔」は病気も治してくれると思います。

<下半身の運動> 
①音楽に合わせて「1・2・3・4」「1・2・3・4」とリズムを取ります 
その場で足踏み(1・2・3・4 に合わせて肘を曲げて振りながら、足踏みを繰り返す 
軽めの膝の曲げ伸ばし(1・2)で軽く膝を曲げて(3・4)で元の位置に戻すを繰り返す
かかとの上げ下ろし(1・2)でかかとを上げて(3・4)で下ろすを繰り返す
動きに慣れてきたら  
⑤(1・2・3・4)で肘を曲げて振りながら足踏みをしてから
⑥(1・2)で軽く膝を曲げて(3・4)で元の位置に戻すを繰り返す

ふたつの動きを組み合わせて繰り返していきます
①(1・2・3・4)(1・2・3・4)と肘を曲げて振りながら足踏みを2回続けて
②(1・2)で軽く膝を曲げて(3・4)で元の位置に戻すを2回繰り返す
③余裕のある方は、その場でスキップへと進むと良いと思います。

<上半身の運動>
立ち続けたり下半身を動かせない方は椅子に座り 
①(1・2・3・4)と肘を曲げて腕を振って
②(5・6)でパンチを出すように 両手を前に伸ばして
③(7・8)で胸元に戻すを繰り返していきます
 
10分~20分継続を目指していきます
息も上がってくると思います。水分補給をしながら休憩を取りながら、
無理をせずに、曲の3分を目標にして体がなれてきたら、
少しずつ時間を増やしてやっていくのが良いと思います。
最後に深呼吸をして呼吸を整えてから休みます。
 
水分補給は運動する前にアミノ系スポーツドリンクを摂取する 
運動中はひとくちふたくちと、こまめに摂取する。運動後は十分に摂取してから
座ったり寝転んでください(筋肉痛で翌朝は大変かもしれません)
運動後30分以内に、牛乳を飲むと筋力アップ・免疫力アップにもつながります。

また、スポーツクラブをご利用になる場合は、ある程度の体力を回復された人でなければ
トレーニングをこなすのは難しく、症状が悪化して、具合が悪くなるだけです。

脳は体を動かして行く事で、病気回復にも密接な関係があります。
また音楽療法は、脳にも良いとされています。
これらの相互作用を狙って「脳と運動と音楽リズム」で健康を取り戻していきます。

<注意>自己流リハビリの記事内容は自己の記録であり
    他の患者様にお勧めするものではありません
    社会復帰に必要な体の回復を目的としています
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のぞみ
この記事を書いた人: のぞみ
<発症原因>
中学時にいたずらによる椅子引きで
尾骨を骨折する
原因不明の多彩な症状が現れ
寝たきり車椅子生活となる
ドクターショッピングを重ね
脳脊髄液減少症だと
診断確定したのは発症から10年後

<診断・検査・治療病院>
国際医療福祉大学熱海病院

<検査結果>
画像診断より
腰椎から複数の髄液ダダ漏れ
脳下垂・硬膜肥厚・静脈拡張
髄圧一桁・残存率一桁の所見あり
脳脊髄液減少症と診断確定

<再検査>
先進医療が実施され再検査の結果
胸椎からの髄液漏れ有り
診断基準に該当
脳脊髄液(漏出症)と診断確定

<病歴20年・治療後10年・男性>
ブラッドパッチ療法2回
アートセレブ(人工髄液)髄注1回

<治療経過>
発症から20年、治療から10年経過
診断前後の7年間は介助が必要な
寝たきり車椅子生活となりましたが
治療+自己流リハビリを重ねて
多彩な症状は消失しましたが
僅かな頭痛・倦怠感の残存症状があり
共存しながらも社会復帰に至りました
全完治まであと一歩です
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眼前暗黒感のめまい (1)
光過敏・複視・霧視・残像・視力低下 (2)
緑内障 (6)
加齢黄斑変性 (2)
目の不調は脳が原因 (12)
┣  眼瞼・顔面けいれん (1)
┣  眼球使用困難症 (2)
┣  中枢性羞明 (3)
┗  アーレン症候群 (2)
聴覚過敏・車酔いとめまい (1)
耳鳴り (4)
耳菅開放症 (2)
外リンパ瘻 (2)
メニエール病 「中耳加圧治療」 (2)
APD・聴覚情報処理障害 (1)
鼻詰まり (1)
味覚 (1)
嚥下障害 (1)
非歯原性歯痛 (1)
口内炎・ヘルペス・口角炎・味覚障害 (2)
歯肉炎・親知らず抜歯・ドライマウス (1)
顔のしびれ (1)
顎関節症・三叉神経痛・噛み締め (2)
慢性上咽頭炎・EAT(上咽頭擦過療法) (2)
咽頭痛・異物感・息苦しさ・期外収縮不整脈 (1)
リンパ扁桃腺の腫れ・下顎と首のしこり (1)
長引く咳・むせる咳・咳喘息との関連 (2)
甲状腺機能亢進症(別名バセドウ病) (1)
帯状疱疹 (1)
座位・起立・労作不耐・末梢神経障害 (1)
胸郭出口症候群 (3)
梨状筋症候群 (2)
頚椎症・ストレートネック (1)
肩・肩甲骨・背中・手足の痛み (4)
トゥレット症候群と不随意運動 (1)
血糖値上昇 (2)
反応性低血糖症 (1)
副腎疲労/副腎疲労症候群 (1)
IgG抗体検査に関する注意喚起 (1)
胃痛・胃液逆流・下痢 (1)
機能性ディスペプシア (2)
過敏性腸症候群(IBS) (2)
潰瘍性大腸炎(UC) (3)
頻尿・膀胱炎 (3)
┣  ED症状 (1)
┗  女性化乳房症(男性) (1)
無痛分娩・帝王切開(硬膜外麻酔) (4)
┣  月経前不快気分障害「PMDD」 (1)
┣  PTSDと腸内細菌 (1)
┗  HPVワクチン (1)
パニック障害 (1)
うつ病・抑うつ状態 (6)
経頭蓋磁場刺激法(TMS) (3)
反復経頭蓋磁気刺激(rTMS) (5)
経頭蓋直流刺激(tDCS) (1)
むち打ち症 (3)
高次脳機能障害 (6)
軽度外傷性脳損傷 (12)
外傷性脳損傷 (4)
遅発性脳障害 (1)
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群 (55)
小児の慢性疲労症候群 (1)
カルニチン欠乏症 (2)
筋痛性脳脊髄炎/線維筋痛症 (42)
慢性疼痛 (10)
腰痛(慢性痛) (2)
神経障害性疼痛 (7)
複合性局所疼痛症候群(CRPS) (2)
神経疾患(脊磁計) (1)
脊髄刺激療法(SCS) (2)
筋筋膜性疼痛症候群(MPS) (1)
強直性脊椎炎(AS) (10)
筋萎縮性側索硬化症(ALS) (3)
椎間板ヘルニア (1)
パーキンソン病 (3)
認知症・認知障害・アルツハイマー病 (8)
ヘルプマーク (3)
不定愁訴 (5)
インフルエンザ (1)
ドクターショッピング(一部のみ) (8)
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