脳脊髄液減少症の自律神経機能異常は呼吸法・静的・動的ストレッチ・アイソメトリックトレーニングで改善

2016年01月17日
リハビリ(後半)
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前回の自己流音楽療法による、自律神経に関わる体の気づきです。

<自律神経には交感神経と副交感神経があります>
① 仕事や家事などの活動をする時は、交感神経が活性化されて
  呼吸が速くなり血圧が上昇し筋肉は緊張します。
② 休息に入ると副交感神経の働きで、呼吸は緩やかになり血圧は低下し筋肉もゆるみます。

呼吸が浅くなり肺の呼吸量(換気量)が減少すると体内に供給される酸素量も減少するため
最も酸素を必要とする脳や筋肉などで、酸素量が減少すると影響が出て
頭痛や頭重感・首こり・肩こり・背中痛・疲労感などを、起こしやすくなります。
深い呼吸を続けると、体内への酸素供給量が増えて、副交感神経が活性化され
脳の興奮が鎮まり、心拍数や血圧も低下して筋肉の緊張からも解放されます。

<自律神経を整える為に効果的なもの>
① 胸式呼吸は、交感神経を優位にさせる
  エクササイズでよく用いられている呼吸方法であり、トレーニング効果を上げるのに効果的です。
② 腹式呼吸は、副交感神経を優位にさせる
  自律神経のうち気分の落ち着きやリラックスさせる効果があります。

副交感神経を活性化する為に取り入れたいものが腹式呼吸です。
自律神経の乱れを自ら整える方法は、呼吸なのです。
呼吸筋トレーニングは自分の中で重要ポイントです。

<寝ながら、口をすぼめておこなう腹式呼吸>
仰向けに寝た姿勢で両膝を曲げて立てて 
両腕をバンザイするように上にあげて行う腹式呼吸は、
息を吐くことで副交感神経を活性化させるので
吸う時間より、吐く時間が2倍になるくらいを目安で行い
鼻からゆっくりと4秒吸ってお腹をふくらませ、
8秒かけてゆっくり適度な負荷をかけながら、口をすぼめながら吐き出します。
呼吸は吸う事が交感神経で、吐く事が副交感神経になりますので
「息をゆっくりと、吐ききる」ことに重点を置きます。 
喉の異物感を和らげる効果もあります。

<アイソメトリックトレーニング>
アイソメトリックトレーニングとは
「静止トレーニング」のことで、身体を動かすことが困難な人向けのトレーニングです。
心肺機能に関して、最低限の負荷しかかからずに、息切れを起こしたり
めまいや吐き気が起こるような、過度な運動を行う事がなく出来るというのが
アイソメトリックトレーニングの特徴であり
<静的ストレッチ>が該当します。

<静的ストレッチとは>
首・肩・背中・腕・腰・足などの、疲労回復やリラックスをしたい時に
関節を動かさずに、筋肉を一定時間持続して伸ばしていく動作です。
静的ストレッチの場合は、体の緊張をほぐして浅くなっている呼吸を改善するのが目的なので
動作はゆっくりと呼吸は深くを、10回くらいを目標に行います。

<動的ストレッチとは>
各関節を動かしながら、筋肉の収縮伸展を繰り返し関節の可動域を広げていく動作です
ラジオ体操は、動的ストレッチになります
ラジオ体操の場合は、音楽に合わせて比較的早いリズムで深呼吸しますが
それは運動後の呼吸を整えるためです。

ラジオ体操は、
腕や脚など体を大きく振っていく動きの効果で、体幹までしっかりほぐれていきます。
関節内を満たす「滑液」という潤滑油の働きや循環が良くなり、
関節部分のすべりを良くします。
背骨の関節は猫背の姿勢などが続くと、その形で固まってしまいがちなので、
関節を包む関節包や関節をつなぐ靭帯などの組織が硬く変性し、
関節の動きを悪くします。
背骨まわりの動きを柔軟に保つには、スイング動作でよく動く体幹に戻すことが必要です。
「脳脊髄液減少症」の患者さんには、動的ストレッチが必要かと思います。

「脳脊髄液減少症」を発症すると、痛みに耐える為に、猫背になりやすいです。
首・肩まわり・背中、肩甲骨まわり、腕などの筋肉硬直により凝りが発生しやすいです。
静的ストレッチ・動的ストレッチを取り入れることで、緩和へと導きます。

静的ストレッチも動的ストレッチも、動作と共に呼吸を意識しながら行う事が大切です
ジャンプなど省いてもOK、自分が出来る動きのみでOKですし 
少しずつ無理なくゆっくりと行なうと良いです。

「脳脊髄液減少症」を発症すると、髄液が減少する事で自律神経のバランスが崩れやすくなり
残存症状である激頭痛と強い倦怠感の、緩和目的で取り入れているリハビリの中で
自分の自律神経のスイッチの切り替えが、おかしい事に気づきました。
激頭痛の痛みは、奥歯を噛み締めながら眉間にしわを寄せながら
体にグッと力を入れながら耐えています。
痛みに耐えている時は、猫背になり無意識に呼吸を止めたり呼吸も浅くなり
息苦しくなり何度も深呼吸をしてしまいます(ここが重要ポイントです
耐えているだけで、相当なエネルギーが消耗されて疲れてしまいます。
精神的にも痛みに対するイライラ感が強く出てしまうことから
家事や作業を行うなどの活動をする時だけでなく
静かな部屋で体を横にして休息していても
体も心も休まらずに常に不快なのです。
交感神経が常に優位になり続けている状態が日常的になってしまっていて
体を横にして休息しても副交感神経のスイッチに切り替われず
切り替わるスイッチ自体がうまく働かなくなっているように感じました。

そこで、スイッチのON・OFFを働かせる為に
今の交感神経の状態から、更に優位な状態に1度高めてからストンと落とし
ON・OFFをはっきりとさせることに挑戦してみました。

激頭痛が酷い中で、ユーロビートの音楽などを聴いたら、余計に痛みが酷くなり
不快となり悪循環になりそうなのですが
自分が楽しく心地よいと感じるものであれば、エンドルフィンが出て
それまでの痛みが、和らいだり消失するのを体感できました
これらの部分が、自分の中でおかしいと気づいた部分です。

継続する事で痛みと倦怠感の緩和が底上げされ消失する日が増えてきたのです。
また、治療後の数年間は、少し動いただけでヘロヘロになりぐったりとして
更に症状が強くなり動けない状態となり回復するのに日数を要しましたが
ある程度動けるようになってくると、今度は休息している方が具合が悪くなるのです。
軽めに体を動かしている方が、体調が良く安定して保てるのです。
これは回復段階での大きな変化です。

動けるといっても制限がありますのでバランスを取るのが難しいのですが
これは倦怠感の緩和に繋がってきています。有酸素運動の他にも、呼吸法
柔軟ストレッチやスロートレーニング・体幹トレーニングを取り入れていますが
トレーニングではなく、リハビリ目的です。

初歩的なもので、音楽を聴きながら回数は10回程度で
休憩を入れながら10分~30分くらいです(デュアルタスクで運動する
回数が多く出来ても正しいフォームと負荷をかけて行わなければ、効果はありません。
正しいフォームと負荷をかけて行えば、10回程度で十分効果が出ます。
回数や高度なものを増やす事が目的ではなく作業が出来る余力を残しながら
動き続けられる体にする目的のリハビリです。

たとえば散歩に出て家に帰ってきて体を休めてから
家事や作業が出来るようにする事が目的であり
余力を残せる程度の運動量が適していて継続する事が大切です。
10回程度の運動ですが、継続により筋肉が戻りつつあります
1年前より体は軽く残存症状が緩和されて全体の底上げとなってきました
残存症状である激頭痛と倦怠感は手ごわいですが、効果の実感が得られる事から
更なる継続で期待が生まれてきます。
激頭痛の中で聴くには不快だと思われる音楽のジャンルは「EDM」です
激頭痛が緩和され楽しい心地よいと感じる自分は変わっているのかもしれません。

<追記> 自己流リハビリ記事のまとめ、クリックしてご覧下さい
脳脊髄液減少症の寛解・完治へのリハビリ過程のまとめ(完結)

<注意>自己流リハビリの記事内容は自己の記録であり
    お勧めするものではありません
    社会復帰に必要な体の回復を目的としています
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のぞみ
この記事を書いた人: のぞみ
<発症原因>
中学時にいたずらによる椅子引きで
尾骨を骨折する
原因不明の多彩な症状が現れ
寝たきり車椅子生活となる
ドクターショッピングを重ね
脳脊髄液減少症だと
診断確定したのは発症から10年後

<診断・検査・治療病院>
国際医療福祉大学熱海病院

<検査結果>
画像診断より
腰椎から複数の髄液ダダ漏れ
脳下垂・硬膜肥厚・静脈拡張
髄圧一桁・残存率一桁の所見あり
脳脊髄液減少症と診断確定

<再検査>
先進医療が実施され再検査の結果
胸椎からの髄液漏れ有り
診断基準に該当
脳脊髄液(漏出症)と診断確定

<病歴20年・治療後10年・男性>
ブラッドパッチ療法2回
アートセレブ(人工髄液)髄注1回

<治療経過>
発症から20年、治療から10年経過
診断前後の7年間は介助が必要な
寝たきり車椅子生活となりましたが
治療+自己流リハビリを重ねて
多彩な症状は消失しましたが
僅かな頭痛・倦怠感の残存症状があり
共存しながらも社会復帰に至りました
全完治まであと一歩です
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味覚 (1)
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非歯原性歯痛 (1)
口内炎・ヘルペス・口角炎・味覚障害 (2)
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長引く咳・むせる咳・咳喘息との関連 (2)
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血糖値上昇 (2)
反応性低血糖症 (1)
副腎疲労/副腎疲労症候群 (1)
IgG抗体検査に関する注意喚起 (1)
胃痛・胃液逆流・下痢 (1)
機能性ディスペプシア (2)
過敏性腸症候群(IBS) (2)
潰瘍性大腸炎(UC) (3)
頻尿・膀胱炎 (3)
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無痛分娩・帝王切開(硬膜外麻酔) (4)
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むち打ち症 (3)
高次脳機能障害 (6)
軽度外傷性脳損傷 (12)
外傷性脳損傷 (4)
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