1週間続く疲れは内科へ 慢性疲労症候群の可能性も

2017年10月29日
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群


慢性疲労症候群に関するニュースがありました。

1週間続く疲れは内科へ 慢性疲労症候群の可能性も

2017年4月9日 日経ヘルス
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO13516700R00C17A3000000?channel=DF260120166496

「体が疲れている」と感じていても、その疲れの正体は、実は「脳の疲れ」だという。

仕事や運動などで疲労を感じるのは、自律神経の中枢と呼ばれる部分で、

生体アラームとして疲労が体に現れる。

どのようにケアすれば効率よく脳の疲れが取れるのか。

最新情報を3回に分けて紹介する。

最終回は、病気が原因の疲れについて見ていこう。


なかなか取れない疲れは、病気の可能性がある。

例えば、糖尿病や甲状腺などのホルモン異常、

副腎疲労やうつ病でもそんな症状が出る。まずは内科を受診しよう。


「疲れ」で最近注目されている病気が、慢性疲労症候群(以下CFS)

これまで健康だった人が、

ある日突然激しい全身の倦怠感に襲われて体が動かせなくなり、

症状が6カ月以上続くのが特徴だ。

なお最近は、筋痛性脊髄炎/慢性疲労症候群、ME/CFSと併記して呼ばれることが多い。


関西福祉科学大学の倉恒弘彦教授は

「CFSは長い間、ただの怠け病、心の病ではないかと思われてきた。

しかし最新の研究では、

感染症や身体的・精神的ストレスなどの要因がなくなった後も、

脳神経系の炎症が続くことが原因となっている可能性が分かってきた」と語る。


                     
これまでの診断基準では、診断をつけるのに時間がかかった。

米国医学研究所が2015年に新しい疾患概念「全身性労作不耐症(SEID)」を提唱した。

(1) 発症前に比べ活動レベルが50%以上低下するほどの
   重度の疲労が6カ月以上続く(休息をとっても回復しない)

(2) 健康なときならば全く問題がなかった軽度の労作で極度に倦怠感が増す

(3) 睡眠障害がある(睡眠後の回復感がない、熟睡感がない)

以上の3つを満たし、かつ

(A) 認知機能の低下(記憶力・思考力等の低下)

(B) 起立不耐症(起立性調節障害)のどちらかを認めるものとした。

日本では、この基準を元に重症度基準や鑑別診断などを追加した

臨床診断基準が発表されており、

これが該当すれば、CFSとして治療が開始される。

「男女比は1対2.4で女性のほうが多く、発症年齢は20~30代が全体の65%を占める。

30歳前後で発症し、病名が確定するまで4年ほどかかっている人が多い」と倉恒教授。


  この疲れは何の病気?

糖尿病やホルモン異常、うつ状態でも
なかなか疲れが取れないことがある。

休養をとってしっかり休む
     ↓
   1週間で治る
  NO↓     YES
内科受診     生理的疲労
         (急性疲労)          
     ↓
糖尿病、ホルモン異常、副腎機能などの
疾患が見つかる
   NO↓      YES↓  
1カ月取れない場合は     治療
診療内科へ
     ↓
うつ病など
精神的な疾患かも →治療
   NO
さらに日常生活に支障を来たす疲労が
半年以上治らない場合は慢性疲労症候群
(CFS)の可能性が。受診。治療を。


CFSの疑いがある場合はどうしたらいいのだろうか。

「1週間以上休んでも疲れが取れなければ内科を受診し、

疾患が見つかればその疾患の治療を受ける。

1カ月たっても治らなければ心療内科との相談を薦める。

日常生活に支障を来たす疲労が半年以上続くようなら

専門医を受診してほしい」と倉恒教授。


「約4分の1の患者は治療効果がみられず日中も横になった生活をされており、

社会的支援が必要。

しかし、約2割は社会に復帰しているので、諦めずに治療に専念してほしい。

症状には波があるので一喜一憂せず医師との信頼関係を大切に」

と倉恒教授は話している。


CFSの診察をしている全国の医療機関

ナカトミファティーグケアクリニック
http://tukare.jp/
CFSかもしれない場合の初診受付を行っている。必要な場合は、
大阪市立大学付属病院へ紹介している。

大阪市立大学医学部付属病院  疲労クリニカルセンター
http://www.med.osaka-cu.ac.jp/21coe/hirou_gairai/cfshome.html
初診の場合は、まずナカトミファティーグケアクリニックを受診する。

桑名東医療センター(桑名市総合医療センター)
http://www.kuwanacmc.or.jp/east/
線維筋痛症とCFSの診療を行っている。

九州大学病院 心療内科
http://www.cephal.med.kyushu-u.ac.jp/
医療機関からの紹介状があれば、初診受付可能。

国際医療福祉大学 (栃木県)
http://hospital.iuhw.ac.jp/
ME/CFSセンターを立ち上げて診療をスタートする予定。
<追記>診療がスタートしました。
慢性疲労症候群CFSは、心療内科の岡 孝和先生が担当のようです。
詳しいことは、病院にお問い合わせ下さい。


<関連記事> クリックしてご覧下さい

 疲れの原因は脳の疲労 ミトコンドリアが「さびる」
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO13516680R00C17A3000000?channel=DF260120166496

 「運動ノルマ」が疲れを残す 眠りと食事を見直そう
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO13516690R00C17A3000000?channel=DF260120166496

 疲れているのは「体」じゃなかった!“脳疲労”のメカニズム
https://news.goo.ne.jp/article/jisin/life/jisin-29105.html


梶本修身さん

東京疲労・睡眠クリニック(東京都港区)院長。

大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座特任教授。

産官学連携「疲労定量化および抗疲労食薬開発プロジェクト」統括責任者。

著書に『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)ほか。


倉恒弘彦さん

関西福祉科学大学健康福祉学部学部長(大阪府柏原市)

大阪市立大学医学部客員教授。東京大学大学院特任教授。

「慢性疲労症候群の病因病態解明と画期的診断・治療法の開発」

(厚労省研究班)の代表研究者を務めるなど、同疾患の世界的研究者。

ライター 渡邉由希、構成:日経ヘルス 羽田光)

[日経ヘルス2017年4月号の記事を再構成]
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のぞみ
この記事を書いた人: のぞみ
<発症原因>
中学時にいたずらによる椅子引きで
尾骨を骨折する
原因不明の多彩な症状が現れ
寝たきり車椅子生活となる
ドクターショッピングを重ね
脳脊髄液減少症だと
診断確定したのは発症から10年後

<診断・検査・治療病院>
国際医療福祉大学熱海病院

<検査結果>
画像診断より
腰椎から複数の髄液ダダ漏れ
脳下垂・硬膜肥厚・静脈拡張
髄圧一桁・残存率一桁の所見あり
脳脊髄液減少症と診断確定

<再検査>
先進医療が実施され再検査の結果
胸椎からの髄液漏れ有り
診断基準に該当
脳脊髄液(漏出症)と診断確定

<病歴20年・治療後10年・男性>
ブラッドパッチ療法2回
アートセレブ(人工髄液)髄注1回

<治療経過>
発症から20年、治療から10年経過
診断前後の7年間は介助が必要な
寝たきり車椅子生活となりましたが
治療+自己流リハビリを重ねて
多彩な症状は消失しましたが
僅かな頭痛・倦怠感の残存症状があり
共存しながらも社会復帰に至りました
全完治まであと一歩です
新ガイドライン策定news(2018年12月~) (4)
ブラッドパッチ療法保険適用決定(2016年) (3)
┗  ブラッドパッチ療法保険適用 (2)
先進医療実施 診断基準(2012年) (1)
学校における脳脊髄液減少症(文部科学省) (1)
子どもの脳脊髄液減少症 (10)
起立性調節障害 (6)
体位性頻脈症候群(POTS) (5)
HSC(ハイリーセンシティブチャイルド) (3)
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン) (1)
障害年金 (9)
交通事故損害(書籍) (1)
自賠責保険 (2)
マイナンバーカード (1)
脳脊髄液減少症(news) (30)
脳脊髄液減少症(研究) (7)
脳脊髄液減少症(患者) (36)
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新型コロナウイルス後遺症 (5)
宇宙飛行士と脳脊髄液の関連 (9)
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医薬品news (20)
┣  薬剤性ジストニア (1)
┣  ベンゾジアゼピン系受容体作動薬 (4)
┣  ベンゾジアゼピン離脱症候群 (1)
┣  リリカ(鎮痛薬) プレガバリン (3)
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┣  モーラステープ(光線過敏症) (1)
┗  タリージェ(疼痛治療薬) (2)
社会news (8)
朝日 健康・医療フォーラム2019 (4)
脳脊髄液減少症の問題点 (7)
厚生労働省認可病院の現状 (1)
患者の体験による発症原因と症状 (5)
検査方法(熱海病院の参考例) (1)
保存的療法(初期段階治療) (1)
国際医療福祉大学熱海病院にて診断確定 (3)
ブラッドパッチ治療後の安静期間と始動 (2)
┗  ブラッドパッチ治療後の腰痛 (1)
ブラッドパッチ治療後の症状 (24)
アートセレブ(人工髄液)1回治療 (5)
経過観察と苦悩 (35)
心の葛藤 (11)
経済的困難の苦悩 (3)
生活不活発病(廃用症候群) (2)
┗  介護用品が必要となった日常生活 (1)
リハビリ(前半) (14)
リハビリ(後半) (10)
リハビリのまとめ(完結) (1)
リハビリ+α (10)
社会復帰への第一歩 (1)
運動リハビリ(運動療法) (16)
┣  家事はリハビリに最適 (1)
┣  水中ウォーキングの注意点 (1)
┣  イメージトレーニング (1)
┣  体幹スロートレーニング (1)
┣  セロトニン分泌(リズム運動) (2)
┣  エンドルフィン分泌(音楽療法) (2)
┣  デュアルタスク(脳疲労) (1)
┣  体水分循環(頭痛・疲労倦怠感・むくみ) (1)
┣  インターバル速歩(脳疲労・疲労倦怠感) (1)
┣  スロージョギング (1)
┗  ヨガ・太極拳 (3)
サプリメントより食事内容(質)の大切さ (12)
┣  食事療法(アミノ酸・たんぱく質) (2)
┣  アミノ酸・炭酸水・クエン酸・ミネラル (2)
┣  腸内細菌(脳腸相関) (3)
┣  下痢(食事療法・運動) (2)
┣  イミダペプチド(抗疲労効果) (1)
┗  乾燥生姜(体の痛み・冷え症) (1)
糖質制限 (2)
口腔アレルギー症候群(OAS) (1)
サプリメント情報(脳脊髄液減少症) (4)
水分補給・脱水 (9)
カフェイン・アルコール (3)
五苓散の利水効果 (1)
パソプレッシンホルモン(尿量の調整) (1)
天気・気圧・湿度の影響 (8)
気象病・天気痛 (5)
花粉症 (4)
┣  光線過敏症 (1)
┗  寒暖差アレルギー (1)
化学物質過敏症・電磁波過敏症 (7)
慢性連日性頭痛・目の奥の痛み (9)
起立性頭痛 (2)
片頭痛 (8)
労作性頭痛 (1)
耳の冷えによる機能性頭痛 (1)
後頭部と耳の後ろが痛い大後頭神経痛 (1)
頭部アロディニア (2)
┗  頭部抜け毛・白髪・皮膚乾燥 (1)
ベル麻痺 (1)
石灰化上皮腫 (1)
自律神経 (5)
動悸・手の振るえ(振戦)チック症状  (2)
心臓・動脈硬化・スモールハート (1)
高血圧 (3)
微熱・悪寒・高熱 (1)
冷え性・体温調節機能・汗腺機能 (6)
疲労・倦怠感・易疲労 (5)
脳疲労・ブレインフォグ (9)
睡眠障害 (9)
睡眠相後退(前進)症候群 (1)
不眠・過眠・ナルコレプシー(オレキシン) (9)
むずむず脚症候群 (1)
高次脳・視空間認知力低下 (1)
めまい・吐き気・動悸 (4)
眼前暗黒感のめまい (1)
光過敏・複視・霧視・残像・視力低下 (2)
緑内障 (6)
加齢黄斑変性 (2)
目の不調は脳が原因 (12)
┣  眼瞼・顔面けいれん (1)
┣  眼球使用困難症 (2)
┣  中枢性羞明 (3)
┗  アーレン症候群 (2)
聴覚過敏・車酔いとめまい (1)
耳鳴り (4)
耳菅開放症 (2)
外リンパ瘻 (2)
メニエール病 「中耳加圧治療」 (2)
APD・聴覚情報処理障害 (1)
鼻詰まり (1)
味覚 (1)
嚥下障害 (1)
非歯原性歯痛 (1)
口内炎・ヘルペス・口角炎・味覚障害 (2)
歯肉炎・親知らず抜歯・ドライマウス (1)
顔のしびれ (1)
顎関節症・三叉神経痛・噛み締め (2)
慢性上咽頭炎・EAT(上咽頭擦過療法) (2)
咽頭痛・異物感・息苦しさ・期外収縮不整脈 (1)
リンパ扁桃腺の腫れ・下顎と首のしこり (1)
長引く咳・むせる咳・咳喘息との関連 (2)
甲状腺機能亢進症(別名バセドウ病) (1)
帯状疱疹 (1)
座位・起立・労作不耐・末梢神経障害 (1)
胸郭出口症候群 (3)
梨状筋症候群 (2)
頚椎症・ストレートネック (1)
肩・肩甲骨・背中・手足の痛み (4)
トゥレット症候群と不随意運動 (1)
血糖値上昇 (2)
反応性低血糖症 (1)
副腎疲労/副腎疲労症候群 (1)
IgG抗体検査に関する注意喚起 (1)
胃痛・胃液逆流・下痢 (1)
機能性ディスペプシア (2)
過敏性腸症候群(IBS) (2)
潰瘍性大腸炎(UC) (3)
頻尿・膀胱炎 (3)
┣  ED症状 (1)
┗  女性化乳房症(男性) (1)
無痛分娩・帝王切開(硬膜外麻酔) (4)
┣  月経前不快気分障害「PMDD」 (1)
┣  PTSDと腸内細菌 (1)
┗  HPVワクチン (1)
パニック障害 (1)
うつ病・抑うつ状態 (6)
経頭蓋磁場刺激法(TMS) (3)
反復経頭蓋磁気刺激(rTMS) (5)
経頭蓋直流刺激(tDCS) (1)
むち打ち症 (3)
高次脳機能障害 (6)
軽度外傷性脳損傷 (12)
外傷性脳損傷 (4)
遅発性脳障害 (1)
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群 (55)
小児の慢性疲労症候群 (1)
カルニチン欠乏症 (2)
筋痛性脳脊髄炎/線維筋痛症 (42)
慢性疼痛 (10)
腰痛(慢性痛) (2)
神経障害性疼痛 (7)
複合性局所疼痛症候群(CRPS) (2)
神経疾患(脊磁計) (1)
脊髄刺激療法(SCS) (2)
筋筋膜性疼痛症候群(MPS) (1)
強直性脊椎炎(AS) (10)
筋萎縮性側索硬化症(ALS) (3)
椎間板ヘルニア (1)
パーキンソン病 (3)
認知症・認知障害・アルツハイマー病 (8)
ヘルプマーク (3)
不定愁訴 (5)
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