脳脊髄液減少症は座位・起立・労作不耐症・自律神経・運動神経・感覚神経の末梢神経障害が出る

2017年12月30日
座位・起立・労作不耐・末梢神経障害
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<脳脊髄液減少症の発症初期症状は、末梢神経障害が出た>

末梢神経には、自律神経・運動神経・感覚神経の3種類があります。

<発症初期に出現した症状>

①運動神経(不随運動・筋力低下に伴う握力低下)
・小刻みな手のふるえ(振戦)
・ドライヤーを持ち続けられなくなる
・えんぴつや箸が握りにくくなる
・ペットボトルのキャップやプルタブが開けられない
・物をよく落とすようになる


<長引く風邪が発端となり、原因不明の多彩な症状が出始める>
      
②自律神経
・血圧異常 起立時のめまい、立ちくらみ、低血圧
・発汗異常 寝汗・多汗・冷や汗
・体温異常 悪寒・微熱37.7℃~38℃が毎日出ていた
・胃腸障害 胃液が上がってくる、胃痛、吐き気
・排尿障害 頻尿・膀胱痛・下痢
・睡眠障害 不眠
・全身症状 動悸・扁桃腺の腫れ・咽頭痛・リンパ節の腫れ
      止まらない咳・疲労感・倦怠感・体の痛み
     
③感覚神経(痛み・しびれが現われたり・熱さ・冷たさの感覚が鈍る)


今回は、運動神経・自律神経の関係である疲労・倦怠感に関する体験を記します。


<なぜ発症初期は、小刻みに手が震える症状だけが、毎日出ていたのか>

発症初期は、①の運動神経の小刻みな手のふるえ(振戦)の症状だけが現れました。

一般的に、脳脊髄液減少症を発症して出る症状だと言われている

起立性頭痛・頭痛・頚部痛・はきけ・めまい・耳鳴り・視機能障害・倦怠感・不眠・記憶障害

などには、当てはまりませんでした。

突然、原因不明の手の震えが出始め、運動神経が関わっていることが解ります。

しかし、この段階の症状だけでは、脳脊髄液減少症が原因だとは、判断は出来ません。


<なぜ発症初期から12年間、不明熱(微熱37.7℃~38℃)が、毎日出ていたのか>

次に、風邪が発端となり、②の自律神経の症状が現れ、

原因不明の微熱・疲労感・倦怠感の症状が加わってきました。

何もしなくとも、横になっているだけでも、

極度な疲労感・倦怠感が、常に出ていて、いつも疲れきっていましたが、

この疲労感・倦怠感に、微熱が関わっているのではないのか?という疑問があり

これらに関する事は、過去記事にて綴ってきましたが、

脳疲労と体に出ていた疲労感・倦怠感は、熱発が関与していました。

微熱には、解熱剤は効果が無く、飲んでも熱が下がる事はありませんでした。

これらの結果から、自律神経が深く関わっている事が解ります。

補足:疲労感・倦怠感・脳疲労だけではなく、頭痛・体の痛みにも熱発が関与していました。


<疲労感・倦怠感に、座位・起立・労作不耐症と熱発が関与しているタイプ>

原因不明の多彩な症状が出続ける中で、ドクターショッピングを続け、

長引く風邪が発端となり、原因不明の多彩な症状が出続ける中で、

10年間、ドクターショッピングを続け、ようやく脳脊髄液減少症だと診断されました。

診断される前後の7年間は、介助が必要な寝たきりになりましたが、

その中で自覚できたのが、寝たきりになるほどの疲労感・倦怠感に、

座位・起立・労作不耐症と熱発が、

関与しているタイプであったということです。

補足:ブラッドパッチ治療後の、炎症反応時に出る発熱とは、別物です。


疲労・倦怠感に関しては、何もしなくとも、横になっているだけでも、

極度な疲労感・倦怠感が、常に出ていました。

また、少しの座位・起立や労作により極度な疲弊を伴いましたが、

熱発が関与しているタイプであったが為に、

体を温める事や湯船に浸かる事などは、激悪化して、当初は出来ませんでした。

常にアイスノンで冷やす事を、必要としていました。

ただし、熱発が関与しているタイプであっても冷え性になり、

とても矛盾しておりますが、熱発と冷え性は、別物です。


脳脊髄液減少症の患者さんの中に、このようなタイプの方はいらっしゃるでしょうか?

自分に出ていた多彩な症状は、脳脊髄液減少症よりも、

慢性疲労症候群の患者さんに、症状が近いのではないかと思っていました。


しかし、ドクターショッピングから10年後に、

脳脊髄液減少症だと診断され、ブラッドパッチ治療法を受けて、

発症から12年間続いていた熱発から開放されて平熱に戻り、

疲労・倦怠感の緩和へと繋がりました。

ただし、平熱に戻ってからは、

脳と体中に、熱がこもったような灼熱感を伴う、

頭痛と疲労倦怠感、体の痛みに、数年苦しみました。

これらについても、過去記事に綴ってきました。


<脳脊髄液減少症を発症して、疲労・倦怠感の症状が出ているといっても>

① 座位・起立・労作不耐症によるタイプの方 (立ち続けることに耐えられない、
  少し動いただけで、非常に体調が悪くなってしまうこと)

② 座位・起立・労作不耐症と冷え (平熱が低い)が、関与しているタイプの方

③ 座位・起立・労作不耐症 (熱発)が、関与しているタイプの方
  が、いらっしゃるのではないかと推測されます。


いずれも、髄液が減少することで、自律神経の暴走が深く関わっているように思います。

ご自身がどのタイプであるかで、リハビリや代替治療、服薬、対処療法、生活の工夫などが、

変わってくると思いますし、症状緩和、回復へと活用できる事に繋がってくると思います。


<疑問や矛盾からの開放>

疲労・倦怠感が出ている状態で、

体を温める事や軽い運動は、激悪化を招いていましたが、

ブラッドパッチ治療法を受けた後に、少しずつ疲労・倦怠感が緩和されてきてからは、

自己流ぬくもり療法での、半身浴で体を温められるようになり

寝たきりの時から始めた、寝ながらの軽いストレッチや筋トレ、歩く運動などは、

少しの労作によって疲弊するのに、運動を行うという矛盾があるでしょうが、
 
回復段階に合わせながら行う事で、効果が見られました。


常に疑問と矛盾を繰り返しながら重ねてきたリハビリです。

そのリハビリ過程を、8年かけてブログに書き留めてきました。

こちらの記事にまとめてありますので、クリックしてご覧下さい。

脳脊髄液減少症の寛解・完治へのリハビリ過程のまとめ(完結)
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のぞみ
この記事を書いた人: のぞみ
<発症原因>
中学時にいたずらによる椅子引きで
尾骨を骨折する
原因不明の多彩な症状が現れ
寝たきり車椅子生活となる
ドクターショッピングを重ね
脳脊髄液減少症だと
診断確定したのは発症から10年後

<診断・検査・治療病院>
国際医療福祉大学熱海病院

<検査結果>
画像診断より
腰椎から複数の髄液ダダ漏れ
脳下垂・硬膜肥厚・静脈拡張
髄圧一桁・残存率一桁の所見あり
脳脊髄液減少症と診断確定

<再検査>
先進医療が実施され再検査の結果
胸椎からの髄液漏れ有り
診断基準に該当
脳脊髄液(漏出症)と診断確定

<病歴20年・治療後10年・男性>
ブラッドパッチ療法2回
アートセレブ(人工髄液)髄注1回

<治療経過>
発症から20年、治療から10年経過
診断前後の7年間は介助が必要な
寝たきり車椅子生活となりましたが
治療+自己流リハビリを重ねて
多彩な症状は消失しましたが
僅かな頭痛・倦怠感の残存症状があり
共存しながらも社会復帰に至りました
全完治まであと一歩です
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帯状疱疹 (1)
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肩・肩甲骨・背中・手足の痛み (4)
トゥレット症候群と不随意運動 (1)
血糖値上昇 (2)
反応性低血糖症 (1)
副腎疲労/副腎疲労症候群 (1)
IgG抗体検査に関する注意喚起 (1)
胃痛・胃液逆流・下痢 (1)
機能性ディスペプシア (2)
過敏性腸症候群(IBS) (2)
潰瘍性大腸炎(UC) (3)
頻尿・膀胱炎 (3)
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外傷性脳損傷 (4)
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筋痛性脳脊髄炎/線維筋痛症 (42)
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腰痛(慢性痛) (2)
神経障害性疼痛 (7)
複合性局所疼痛症候群(CRPS) (2)
神経疾患(脊磁計) (1)
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