脳脊髄液減少症の胃腸障害による「低栄養と脱水」に要注意、筋トレやリハビリにも適用

2018年03月13日
食事療法(アミノ酸・たんぱく質)
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<脳脊髄液減少症を発症すると胃腸障害が出る>
胸やけ、呑酸げっぷ、喉のつかえ、喉の違和感、胃のもたれ、膨満感、
食欲不振、おう吐、胃痛、腹痛、便秘、下痢、
逆流性食道炎や胃炎など
消化管(食道・胃・腸)の症状が現れてきます。
これらの症状が引き金となって低栄養が起こる場合があります。


<低栄養とは>
体を動かすために必要なエネルギーや、
筋肉や皮膚・内臓などをつくる、たんぱく質が不足した状態を言います。


10年にわたり、髄液が漏れて減少していた為に、視床下部の働きが狂い、
自律神経の機能障害によるものだと思われますが、
毎日、1日中続く吐き気や胃液が上がってきたり下痢症状が続き、
食事を満足に取る事が出来なくなり体重が8キロ減少して、
ますますエネルギー不足となり寝たきり状態が増悪してしまいました。
まさに、脳脊髄液減少症が引き金となって低栄養を起こしていた可能性があります。
それゆえに、ブラッドパッチ療法を受けて、吐き気が緩和してくるようになってからは、
食事内容と摂取量に気を配りました。

<関連記事>
1 サプリメントより脳脊髄液減少症は食事内容をバランスよく取る
2 脳脊髄液減少症の腸内環境と免疫力アップ下痢と腸脳相関・痛みと倦怠感の緩和の食事

<ここで注意したいのは、ミドルシニア世代の方の運動(筋トレ)と食事についてです>
脳脊髄液減少症を発症してブラッドパッチ療法を受けて、
症状も少しずつ緩和されて、体を動かせるように回復してくると、
ウォーキングやエアロバイクなどに、一生懸命に取り組んで、
足腰を鍛えて体力の回復に、精を出す方もいらっしゃるかと思います。
ところが、運動を終えるとグッタリと疲れて食欲もないことから、おにぎりだけとか
お茶漬けやご飯と漬物とお味噌汁で済ませて、おかずなどを食べない場合があります。
運動をして体力をつけるどころか足腰に力が入らなくなり、ふらついたり疲れてばかりいる。
なぜ、このようなことが起こってしまうのか?

<低栄養と脱水が原因>
運動量に対して明らかに栄養摂取量が足りていない為に、筋力低下を起こし、
食事量が減ることで、食事から摂れる水分の量も減ってしまいます。

<健康維持には、グルタミン(アミノ酸)・筋肉の質と量が重要>
筋肉は、常に体内で糖質や乳酸を代謝して合成され、逆に分解もされています。
それゆえに、適切な栄養素とトレーニング法が必要です。
合成の勝る人は筋肉がつき、分解の勝る人はつきません。

栄養が十分に貯えられていない状態で運動をすると、
筋肉を分解して、エネルギーを作り出してしまいます。
せっかくついた筋肉を、運動で分解してしまいます。
筋トレをする事で、むしろ筋肉を減らしてしまった状態になってしまうのです。

運動をした時や体にストレスがかかった時は、グルタミンが大量に消費されます。
トレーニング時や、体調が悪くて寝たきりの状態の時に筋肉が失われる理由のひとつです。
必要なグルタミンがしっかり補給されていれば、筋肉の分解は抑制されます。
運動前後には、消費されたグルタミンをしっかり補給することが大切です。
グルタミンは、体に一番多く存在するアミノ酸です。
筋肉の分解抑制・消化管機能・免疫力の向上・傷の修復
などの働きをしており、筋肉や血液中に大量にストックしています。

運動をしていれば、筋肉がつくのではなく、
筋肉をつける為には、食事(栄養)と水分が、大切であるという事です。
筋トレや、リハビリをする時は、しっかりと食べて十分な水分補給をする事が大切です。
リハビリで散歩を含めウォーキングや軽い運動を取り入れている方の中で、
運動は、体調が悪化するから「やりたくない」と思われている方は、
エネルギー不足が、要因のひとつにあるのかもしれません。

<たんぱく質・アミノ酸・ビタミン・ミネラル・水分不足が引き起こす影響>
体の中のタンパク質が不足すれば、爪が薄くなりますし、脆くなり、
タンパク質においてコラーゲンは、爪が瑞々しい健康を保つためには必要な物質です。
コラーゲンは、細胞と細胞の間を埋める細胞間物質であり、
肌に水分を蓄えて張りをもたらします。
肌の水分量の不足による皮膚乾燥なども起こってしまいます。

髪はタンパク質でできていますが、食事から摂取したタンパク質は、
一度アミノ酸に分解され、その後髪に適したタンパク質に再合成されます。
髪のタンパク質は、ケラチンタンパク質といい、18種類のアミノ酸からできています。
このうち1種類でも不足すると、髪の毛を作ることができません。
ビタミンやミネラルが不足していると、薄毛の原因となり
アミノ酸やビタミン、ミネラルが不足すると白髪が生えてきてしまいます。
栄養素が不足すると末端組織である髪の毛や爪の成長に必要な分の栄養素が
行き届かないと、白髪の原因になると言われています。

脳脊髄液減少症を発症すると、いろんな部位に影響が及びます。
ご自身の食事内容のバランスと水分摂取量を、チェックしてみてはいかがでしょうか。

<食事に良質なたんぱく質を取り入れる>
患者さん並びに、ミドルシニア世代の方は特に、アミノ酸・ビタミン・ミネラルを摂取して、
栄養素の摂取量は、タンパク質>脂質>糖質の順に多く摂るようにします。

肉や魚、卵、大豆製品、乳製品など筋肉を作る「たんぱく質の豊富な食品」を十分に取り、
適度に運動をしなければ
筋肉を増やすどころか、逆に減らしてしまう事態に陥ります。
ウォーキング・エアロバイク・登山などでも同じことが言えます。
また、10代・20代の方とミドルシニア世代の方とでは、もともとの体力差があります。
自分に適した運動内容・運動量を考慮して行う事がベストです。

<歩く事は健康の基本>
歩かないと体の筋肉も落ち、栄養も取れなくなり、最後は寝たきりになってしまいます。
歩くことは簡単そうで、1番難しいことなのかもしれません。

<生活習慣の改善を意識する>
食事内容のバランスと適度な運動無き健康は、ありえないのではないでしょうか。
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のぞみ
この記事を書いた人: のぞみ
<発症原因>
中学時にいたずらによる椅子引きで
尾骨を骨折する
原因不明の多彩な症状が現れ
寝たきり車椅子生活となる
ドクターショッピングを重ね
脳脊髄液減少症だと
診断確定したのは発症から10年後

<診断・検査・治療病院>
国際医療福祉大学熱海病院

<検査結果>
画像診断より
腰椎から複数の髄液ダダ漏れ
脳下垂・硬膜肥厚・静脈拡張
髄圧一桁・残存率一桁の所見あり
脳脊髄液減少症と診断確定

<再検査>
先進医療が実施され再検査の結果
胸椎からの髄液漏れ有り
診断基準に該当
脳脊髄液(漏出症)と診断確定

<病歴20年・治療後10年・男性>
ブラッドパッチ療法2回
アートセレブ(人工髄液)髄注1回

<治療経過>
発症から20年、治療から10年経過
診断前後の7年間は介助が必要な
寝たきり車椅子生活となりましたが
治療+自己流リハビリを重ねて
多彩な症状は消失しましたが
僅かな頭痛・倦怠感の残存症状があり
共存しながらも社会復帰に至りました
全完治まであと一歩です
新ガイドライン策定news(2018年12月~) (4)
ブラッドパッチ療法保険適用決定(2016年) (3)
┗  ブラッドパッチ療法保険適用 (2)
先進医療実施 診断基準(2012年) (1)
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味覚 (1)
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甲状腺機能亢進症(別名バセドウ病) (1)
帯状疱疹 (1)
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胸郭出口症候群 (3)
梨状筋症候群 (2)
頚椎症・ストレートネック (1)
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トゥレット症候群と不随意運動 (1)
血糖値上昇 (2)
反応性低血糖症 (1)
副腎疲労/副腎疲労症候群 (1)
IgG抗体検査に関する注意喚起 (1)
胃痛・胃液逆流・下痢 (1)
機能性ディスペプシア (2)
過敏性腸症候群(IBS) (2)
潰瘍性大腸炎(UC) (3)
頻尿・膀胱炎 (3)
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高次脳機能障害 (6)
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外傷性脳損傷 (4)
遅発性脳障害 (1)
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群 (55)
小児の慢性疲労症候群 (1)
カルニチン欠乏症 (2)
筋痛性脳脊髄炎/線維筋痛症 (42)
慢性疼痛 (10)
腰痛(慢性痛) (2)
神経障害性疼痛 (7)
複合性局所疼痛症候群(CRPS) (2)
神経疾患(脊磁計) (1)
脊髄刺激療法(SCS) (2)
筋筋膜性疼痛症候群(MPS) (1)
強直性脊椎炎(AS) (10)
筋萎縮性側索硬化症(ALS) (3)
椎間板ヘルニア (1)
パーキンソン病 (3)
認知症・認知障害・アルツハイマー病 (8)
ヘルプマーク (3)
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