「原因不明の体調不良」は慢性上咽頭炎と脳脊髄液減少症との関係

2018年03月22日
慢性上咽頭炎・EAT(上咽頭擦過療法)
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「原因不明の体調不良」は、慢性上咽頭炎の可能性というニュースがありました。

この話題を親に振ったら、意外な話を聞くことになりました。

母親が子供の頃は、ど田舎に住んでおり、風邪を引くと診療所の内科で、

喉の痛み、炎症、咳、頭痛、鼻水、鼻づまり、熱、だるさの症状に対して、

金属で出来たヘラを、アルコールランプにかざして熱し、

のどちんこの上の辺りを、オエ~となりながら、ジュッと焼かれて薬を塗られていたそうです。

家では、鼻うがいをしていたそうです。

当時の田舎の診療所では、当たり前の治療だったようですが、年月と共に内科で、

それらの治療は、消えていったと言っていました。

今回の、慢性上咽頭炎の記事を読み、

母親が子供の頃に体験していた治療が、進歩したのかなぁ~と思いました。

慢性上咽頭炎による症状も、自律神経障害を引き起こしている

脳脊髄液減少症と重なる症状が、多々あります。


「原因不明の体調不良」を治すカギは “鼻の奥” にあった
名医が説く慢性上咽頭炎


2018/3/5 文/堀田修(医師・医学博士)
http://www.jprime.jp/articles/-/11805

「どうしても治らない、つらい不調」「原因がわからない体調不良」「もしかして花粉症?」

頭痛、慢性疲労、めまい、のどの痛み、鼻炎に胃や腹の異変、

そんな症状に悩まされているのなら「上咽頭炎を治しなさい」。

というのは、国内外から患者さんが治療に殺到する名医・堀田修先生。

「鼻の奥が万病のもと!」と説く堀田先生に聞いた、上咽頭炎の症状と治し方とは


全国的に花粉の飛散が増える季節がやってきました。

すでに症状が出て、つらい思いをされている方もいらっしゃるかもしれません。


花粉症の症状は、目のかゆみや、鼻みず、くしゃみなど、多岐にわたりますが、

もしも、「頭痛」「鼻閉(鼻づまり)」「のどの違和感(痛みやつまった感じ)」

「しつこい咳」「後鼻漏(鼻水がのどを流れて落ちてくる、痰がのどの後ろにへばりついている)」

などに悩まされている、しかもそれがほぼ年間を通して続き、

薬を飲んでも改善がみられない、という方は「花粉」以外の原因を疑ってみるとよいでしょう。


ー鼻の奥の慢性的な炎症が原因ー

私は、腎臓病治療を専門とする内科医ですが、患者さんを治療する過程で、

鼻の奥にある「上咽頭」の慢性的な炎症が、腎臓病だけでなく、

身体のさまざまな場所で不調を引き起こしたり、症状を悪化させたりする

「慢性上咽頭炎」という疾患があることを知りました。

そして花粉症の症状とも共通する、鼻づまり、のどの違和感、慢性的なせき、

偏頭痛、緊張型頭痛、後鼻漏もまた、「慢性上咽頭炎」が大きくかかわっているのです。


ーめまい、慢性疲労、首や肩のこりも引き起こすー

上咽頭は、左右の鼻の穴から吸い込んだ空気が合流するところから、

のどちんこの奥までの場所をさします。

空気感染によって侵入してきたウィルスや細菌と外敵から身を守るリンパ球などが闘う「関所」です。

また、脳から排出されたリンパ液を流す通り道でもあり、豊富な神経線維がはりめぐらされています。


この上咽頭が、風邪などをきっかけに慢性的な炎症を起こしてしまうと、

ウィルスや細菌が血流に侵入したり、リンパ液がうっ滞したり、

自律神経障害を引き起こしてしまうのです。

そして、先にご紹介した症状以外にも

「慢性疲労」「めまい」「首こり・肩こり」「過敏性腸症候群(下痢、便秘、腹痛)」

「機能性腸障害(胃もたれ)」

「うつ」「不安障害」「月経異常」などのさまざまな不調を引き起こし、悪化させたりするのです。


ー自覚症状なし!自分でできる調べ方ー

「慢性上咽頭炎」は、鼻そのものの違和感がないため、自覚症状がないのが特徴です。

この疾患の有無を調べるのは、耳鼻咽喉科などで診察してもらうのが確実ですが、

次のうち、どれか1つでも当てはまると、「慢性上咽頭炎」の可能性があります。


さまざまな薬を飲むなどしても、つらい不調/病気がどうしても治らない

医療機関を受診しても不調/病気の原因がわからないと言われた

耳の下の筋肉と交わったところを3本指で押して、痛みがある

1 つらい不調、病気がどうしても治らない

2 不調、病気の原因がわからない

3 耳の下を触ると痛い
  耳の下の筋肉と交わったところを、指3本で押して痛みがあったら慢性上咽頭炎の可能性が高い


ー治療法は痛い、けど効果大ー

「慢性上咽頭炎」の治療法は、

塩化亜鉛溶液をしみこませた綿棒を鼻と口から入れて、

直接、上咽頭に薬液をこすりつけるのが最も効果的です。

上咽頭に炎症があると、激しい痛みや出血を伴いますが、効果は絶大です。

特に頭痛や、首や肩のこりなどは、即効性が期待できます。


この治療法はEAT(上咽頭擦過療法)と呼ばれていますが、

もし、痛いことにためらいがあったり、お近くの医療機関で実施されていなかったりする場合などに、

自分でできる「慢性上咽頭炎」への対処法をご紹介しましょう。


ー自宅でできる「上咽頭洗浄」ー

その1つが少量の生理食塩水を使った「上咽頭洗浄」です。

まず、座った状態で頭を60度以上後ろに倒すか、上向きに寝た状態で、

生理食塩水をそれぞれの鼻にスポイトなどの容器を使って2cc程度入れます。

鼻から入れた食塩水は口から出しても、そのまま飲み込んでもかまいません。

生理食塩水は、水1000ccに食塩が9g入ったものをいいます。

ミネラルウォーター500ccに、小さじ3分の2程度の食塩を加えて容器を作ったら、

1回に使用する量が少ないため、冷蔵庫に保存しておくとよいでしょう。

生理食塩水は水道水と違って、鼻がしみることはありません。これを1日2回行います。

EATには及びませんが、効果を実感できるはずです。

そしてEATや上咽頭洗浄は花粉症対策としても有効です。

花粉症が治るわけではありませんが、花粉症の症状は軽減します。


ーつらい不調が続いたら「慢性上咽頭炎」を疑ってみようー

他にも、自分でできるものとして、鼻腔全体を洗う「鼻うがい」や、

首の後ろを湯たんぽで温める、口テープをして寝る、

舌を上あごにつけて鼻呼吸の習慣をつけるなど、さまざまな対処法があります。


「慢性上咽頭炎」と、EAT(上咽頭擦過療法)は、一般にはまだまだ耳慣れない言葉ですが、

近年、その効果発現をもたらすメカニズムの解明につながるような医学的な発見が重なり、

耳鼻科医や内科医を中心に注目が集まりつつあります。

花粉症に限らず、原因不明のつらい不調が続いたら、

この「慢性上咽頭炎」を疑ってみる価値はあるでしょう。


堀田修(ほった・おさむ)◎医師・医学博士 1957年愛知県生まれ。

983年防衛医科大学校卒業。日本病巣疾患研究会理事長。日本腎臓学会評議員。

IgA腎症根治治療ネットワーク代表。

001年にIgA腎症の根治治療である扁摘パルス療法を米国医学雑誌

『Am J Kidney Disease』に発表。日本のIgA腎症診療が激変するきっかけとなった。

2011年9月に「木を見て森も見る医療」の拠点として

仙台市内に医療法人モクシン堀田修クリニック-HOC-を開設。

現在、堀田修クリニック(宮城)、大久保病院(東京)、

成田記念病院(愛知)でIgA腎症専門外来を行う。
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のぞみ
この記事を書いた人: のぞみ
<発症原因>
中学時にいたずらによる椅子引きで
尾骨を骨折する
原因不明の多彩な症状が現れ
寝たきり車椅子生活となる
ドクターショッピングを重ね
脳脊髄液減少症だと
診断確定したのは発症から10年後

<診断・検査・治療病院>
国際医療福祉大学熱海病院

<検査結果>
画像診断より
腰椎から複数の髄液ダダ漏れ
脳下垂・硬膜肥厚・静脈拡張
髄圧一桁・残存率一桁の所見あり
脳脊髄液減少症と診断確定

<再検査>
先進医療が実施され再検査の結果
胸椎からの髄液漏れ有り
診断基準に該当
脳脊髄液(漏出症)と診断確定

<病歴20年・治療後10年・男性>
ブラッドパッチ療法2回
アートセレブ(人工髄液)髄注1回

<治療経過>
発症から20年、治療から10年経過
診断前後の7年間は介助が必要な
寝たきり車椅子生活となりましたが
治療+自己流リハビリを重ねて
多彩な症状は消失しましたが
僅かな頭痛・倦怠感の残存症状があり
共存しながらも社会復帰に至りました
全完治まであと一歩です
新ガイドライン策定news(2018年12月~) (4)
ブラッドパッチ療法保険適用決定(2016年) (3)
┗  ブラッドパッチ療法保険適用 (2)
先進医療実施 診断基準(2012年) (1)
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┗  頭部抜け毛・白髪・皮膚乾燥 (1)
ベル麻痺 (1)
石灰化上皮腫 (1)
自律神経 (5)
動悸・手の振るえ(振戦)チック症状  (2)
心臓・動脈硬化・スモールハート (1)
高血圧 (3)
微熱・悪寒・高熱 (1)
冷え性・体温調節機能・汗腺機能 (6)
疲労・倦怠感・易疲労 (5)
脳疲労・ブレインフォグ (9)
睡眠障害 (9)
睡眠相後退(前進)症候群 (1)
不眠・過眠・ナルコレプシー(オレキシン) (9)
むずむず脚症候群 (1)
高次脳・視空間認知力低下 (1)
めまい・吐き気・動悸 (4)
眼前暗黒感のめまい (1)
光過敏・複視・霧視・残像・視力低下 (2)
緑内障 (6)
加齢黄斑変性 (2)
目の不調は脳が原因 (12)
┣  眼瞼・顔面けいれん (1)
┣  眼球使用困難症 (2)
┣  中枢性羞明 (3)
┗  アーレン症候群 (2)
聴覚過敏・車酔いとめまい (1)
耳鳴り (4)
耳菅開放症 (2)
外リンパ瘻 (2)
メニエール病 「中耳加圧治療」 (2)
APD・聴覚情報処理障害 (1)
鼻詰まり (1)
味覚 (1)
嚥下障害 (1)
非歯原性歯痛 (1)
口内炎・ヘルペス・口角炎・味覚障害 (2)
歯肉炎・親知らず抜歯・ドライマウス (1)
顔のしびれ (1)
顎関節症・三叉神経痛・噛み締め (2)
慢性上咽頭炎・EAT(上咽頭擦過療法) (2)
咽頭痛・異物感・息苦しさ・期外収縮不整脈 (1)
リンパ扁桃腺の腫れ・下顎と首のしこり (1)
長引く咳・むせる咳・咳喘息との関連 (2)
甲状腺機能亢進症(別名バセドウ病) (1)
帯状疱疹 (1)
座位・起立・労作不耐・末梢神経障害 (1)
胸郭出口症候群 (3)
梨状筋症候群 (2)
頚椎症・ストレートネック (1)
肩・肩甲骨・背中・手足の痛み (4)
トゥレット症候群と不随意運動 (1)
血糖値上昇 (2)
反応性低血糖症 (1)
副腎疲労/副腎疲労症候群 (1)
IgG抗体検査に関する注意喚起 (1)
胃痛・胃液逆流・下痢 (1)
機能性ディスペプシア (2)
過敏性腸症候群(IBS) (2)
潰瘍性大腸炎(UC) (3)
頻尿・膀胱炎 (3)
┣  ED症状 (1)
┗  女性化乳房症(男性) (1)
無痛分娩・帝王切開(硬膜外麻酔) (4)
┣  月経前不快気分障害「PMDD」 (1)
┣  PTSDと腸内細菌 (1)
┗  HPVワクチン (1)
パニック障害 (1)
うつ病・抑うつ状態 (6)
経頭蓋磁場刺激法(TMS) (3)
反復経頭蓋磁気刺激(rTMS) (5)
経頭蓋直流刺激(tDCS) (1)
むち打ち症 (3)
高次脳機能障害 (6)
軽度外傷性脳損傷 (12)
外傷性脳損傷 (4)
遅発性脳障害 (1)
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群 (55)
小児の慢性疲労症候群 (1)
カルニチン欠乏症 (2)
筋痛性脳脊髄炎/線維筋痛症 (42)
慢性疼痛 (10)
腰痛(慢性痛) (2)
神経障害性疼痛 (7)
複合性局所疼痛症候群(CRPS) (2)
神経疾患(脊磁計) (1)
脊髄刺激療法(SCS) (2)
筋筋膜性疼痛症候群(MPS) (1)
強直性脊椎炎(AS) (10)
筋萎縮性側索硬化症(ALS) (3)
椎間板ヘルニア (1)
パーキンソン病 (3)
認知症・認知障害・アルツハイマー病 (8)
ヘルプマーク (3)
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