島津製作所 田中耕一氏の研究成果、2019年度に米国で受託分析開始へ

2019年03月28日
認知症・認知障害・アルツハイマー病
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島津製作所 田中耕一記念 質量分析研究所 所長で

シニアフェローの田中耕一氏が発明し、

2002年度のノーベル化学賞を受賞した質量分析技術を応用。

血液から脳内のアミロイド蓄積度合いを推定する受託分析

2019年度に米国で開始へのニュースです。

田中氏は、「社内外の研究者と連携を進め、

“血液1滴でさまざまな疾患の診断”の実現を目指したい」

と意気込んでおられます。



田中耕一氏の研究成果、2019年度に米国で受託分析開始

2019/03/28 日経テクノロジーオンライン
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00001/01865/

「アルツハイマー病の予防薬や根治薬の開発がことごとく失敗している。

その一番の理由は、発症前の早い段階で介入できていないから」

国立長寿医療研究センター 研究所長の柳澤勝彦氏は、

2019年3月22日に開催されたシンポジウム

「International Symposium on Biomarkers for Alzheimer’s Disease(ISBAD)2019 Japan」

の会場でこう語った。


アルツハイマー病は、

脳内にアミロイドβと呼ばれるたんぱく質が蓄積することで発症するとされている。

ただし、アミロイドβが蓄積し始めてから発症するまでには20~30年の時間がかかる。


アミロイドβの蓄積度合いを検出する方法としては、

PET(陽電子断層撮像法)検査や脳脊髄液(CSF)検査が用いられてきたが、

PET検査は高額で、脳脊髄液検査は侵襲を伴うという課題があった。


そんな中、国立長寿医療研究センターと島津製作所が2018年2月に発表したのが、

血液を使ってアミロイドβの蓄積度合いを推定できる技術である。

この技術を使えば、低侵襲かつ安価にアルツハイマー病の検査ができる可能性がある。

具体的には、
(1)採取した血液からアミロイドβ関連ペプチドを抽出する、

(2)アミロイドβ関連ペプチドが血液中にどれだけ含まれているか質量分析する、

(3)アミロイドβの脳内蓄積量を推定する、の3工程から成る技術だ(関連記事1)。


2018年8月には、この技術を使って脳内のアミロイド蓄積度合いを推定する受託分析

「アミロイドMS受託解析サービス」を島津製作所と島津テクノリサーチが開始した

(関連記事2)

あくまでも研究用で、医療行為や診断目的に用いることはできない。


島津製作所 田中耕一記念質量分析研究所 所長でシニアフェローの田中耕一氏によると、

受託分析に関して国内外から問い合わせがあったといい、

「2019年度前半には米国で受託分析を開始する予定だ」と明らかにした。

米国で分析することで、米国に拠点がある製薬企業などが検体を日本へ送る手間を省く。


質量分析による血液検査の利点は?

田中氏は、ノーベル化学賞を受賞した際に

「血液1滴でさまざまな疾患の早期診断を目指す」と語ったとされ、

以来、その実現に向けて研究を続けている。


ここにきて血液で疾患を早期発見する技術が続々と登場してきた。

例えば、国立がん研究センターは、がん細胞が分泌するマイクロRNAに着目し、

乳がんや大腸がんなどの超早期発見を目指した臨床研究を進めている(関連記事3)

味の素はアミノ酸濃度のバランスから、がんや脳卒中、心筋梗塞の

発症リスクを評価する検査を提供している(関連記事4)。


これらの手法に対して、

田中氏らが発明したたんぱく質を質量分析する手法はどういう特徴があるのか。

実は、アルツハイマー病や筋委縮性側索硬化症(ALS)、パーキンソン病などの神経変性疾患は、

「脳内のたんぱく質が固まることで発症する」と柳澤氏は説明する。

そのため、原因であるたんぱく質を直接することで、

発症後すぐの疾患を検出できる可能性がある。


また、前処理の方法を変えれば、

同じ装置を使ってさまざまな疾患に関連するたんぱく質をそれぞれ分析できることも特徴だ。

実際、島津製作所が手掛ける質量分析装置は、感染症の研究に多く用いられているという。


島津製作所は、ヘルスケア領域における技術開発を強化するため

本社三条工場内の新しい開発棟「ヘルスケアR&Dセンター」を2019年4月に始動させる予定だ。

田中氏は、「社内外の研究者と連携を進め、

“血液1滴でさまざまな疾患の診断”の実現を目指したい」と意気込んだ。
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のぞみ
この記事を書いた人: のぞみ
<発症原因>
中学時にいたずらによる椅子引きで
尾骨を骨折する
原因不明の多彩な症状が現れ
寝たきり車椅子生活となる
ドクターショッピングを重ね
脳脊髄液減少症だと
診断確定したのは発症から10年後

<診断・検査・治療病院>
国際医療福祉大学熱海病院

<検査結果>
画像診断より
腰椎から複数の髄液ダダ漏れ
脳下垂・硬膜肥厚・静脈拡張
髄圧一桁・残存率一桁の所見あり
脳脊髄液減少症と診断確定

<再検査>
先進医療が実施され再検査の結果
胸椎からの髄液漏れ有り
診断基準に該当
脳脊髄液(漏出症)と診断確定

<病歴20年・治療後10年・男性>
ブラッドパッチ療法2回
アートセレブ(人工髄液)髄注1回

<治療経過>
発症から20年、治療から10年経過
診断前後の7年間は介助が必要な
寝たきり車椅子生活となりましたが
治療+自己流リハビリを重ねて
多彩な症状は消失しましたが
僅かな頭痛・倦怠感の残存症状があり
共存しながらも社会復帰に至りました
全完治まであと一歩です
新ガイドライン策定news(2018年12月~) (4)
ブラッドパッチ療法保険適用決定(2016年) (3)
┗  ブラッドパッチ療法保険適用 (2)
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機能性ディスペプシア (2)
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外傷性脳損傷 (4)
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筋痛性脳脊髄炎/線維筋痛症 (42)
慢性疼痛 (10)
腰痛(慢性痛) (2)
神経障害性疼痛 (7)
複合性局所疼痛症候群(CRPS) (2)
神経疾患(脊磁計) (1)
脊髄刺激療法(SCS) (2)
筋筋膜性疼痛症候群(MPS) (1)
強直性脊椎炎(AS) (10)
筋萎縮性側索硬化症(ALS) (3)
椎間板ヘルニア (1)
パーキンソン病 (3)
認知症・認知障害・アルツハイマー病 (8)
ヘルプマーク (3)
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ドクターショッピング(一部のみ) (8)
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