二重に見える「複視」 ベンゾジアゼピン系抗不安薬の副作用かも

2019年05月31日
ベンゾジアゼピン系受容体作動薬
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「複視」は、ベンゾジアゼピン系抗不安薬の副作用かもしれないニュースです。 

二重に見える「複視」 ベンゾジアゼピン系抗不安薬の副作用かも
5/30 Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190530-00010001-yomidr-sctch

心療眼科医・若倉雅登のひとりごと
遠くの物が二重に見える「複視」の症状を訴えて来院した50歳代の男性のお話です。
この男性は、目の表面の角膜から奥の網膜まで、
眼球の奥行きを示す「眼軸(がんじく)」が長くなる、強度の近視。
MRI(磁気共鳴画像装置)検査の画像で、目を動かす外眼筋(がいがんきん)の六つの筋肉のうち、
眼球を外側に向ける外直筋、上に向ける上直筋が偏っているなどの異常が見られ、
眼窩(がんか)窮屈病と診断されました。
プリズムという光を曲げる特殊なレンズを使った眼鏡が処方され、6年ほど経過しています。

薬を使い始めてから、複視が出やすく?
元々、近くを見るには不都合はなく、仕事上の支障はありませんでした。
が、仕事を終わって帰宅する時など、眼鏡をかけていても複視の症状が出ることが多くなったと言います。

「また、だんだん目が大きくなって(つまり眼軸が長くなって)、
窮屈になっているのでしょうか」と男性は尋ねます。

「眼軸が比較的、短期間に伸びて近視化するのは30歳代ごろまでで、
その後は伸びるとしても10年で0.5ミリとか、小さな数字だと思います
近い距離で字や画面を見る作業を続け、疲労した後だと、
遠方のものが一つになりにくくなるのでしょう」

「じゃあ、老化っていうことですか」

「まあ、ものを一つにして見るという作業は、脳が行っているわけですが、
眼球が大きいために入れ物(眼窩)が窮屈になっているうえに、
疲労や老化で脳の性能が落ちてくると、複視になる機会は増えるかもしれませんね」
私はそう言いながら、男性の眼軸や、目の位置の数値を見ましたが、
ここ2、3年で目立った変化はありません。

「残業などが増えているとか、脳に影響する薬は使っていませんよね」
念のため聞きました。

「実は2年前から心房細動のため、エチゾラム(商品名デパスなど)が処方されていますが、関係ありますか」

「なるほど、関係あるかもしれません。
両目で見た映像を一つのものとしてまとめる機能は脳にあるわけで、
エチゾラムのような抗不安薬はその機能を低下させる可能性はあります」

「確かに、その薬を使い始めてから、複視が出やすくなった気もします」

添付文書に「複視」の副作用が
ここには、私が医師としてどうしたらよいかという、とても大きな問題が含まれています。

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬の多くで、「複視」の副作用があることが薬剤の添付文書に記載されています。
薬の働き方からいって、ありうる副作用ですが、軽い副作用として扱われ、
眼科医を含めて医師たちはほとんど無視しているのではないかと思われます。

しかし、複視が出現している当事者にとっては、日々の生活の不都合さは無視できない重大事で、
時々出る不整脈とどちらが重大かという難問が横たわります。

眼科医の立場で言えば、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬の心房細動への適用は、
薬物の添付文書にはありません。
不整脈が心理的要素で出現していると考えて、医師の裁量で処方しているものと思われます。
しかも、この系の薬物の依存性や副作用について今ほど批判が出ていない、
この薬物を気軽に用いてよいという空気があった時代に定着してしまった臨床的常識なのでしょう。

でも、循環器の門外漢である眼科医がとやかく言うのは、はばかられます。

聞くと、実際には週に3~5回服用しているだけだとのことでした。
そこで、使用頻度をこれ以上にせず、できれば頻度を下げること、
それで心房細動が悪化するなら他の治療法を主治医と相談していただくということで、
話は終わったのでした。
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のぞみ
この記事を書いた人: のぞみ
<発症原因>
中学時にいたずらによる椅子引きで
尾骨を骨折する
原因不明の多彩な症状が現れ
寝たきり車椅子生活となる
ドクターショッピングを重ね
脳脊髄液減少症だと
診断確定したのは発症から10年後

<診断・検査・治療病院>
国際医療福祉大学熱海病院

<検査結果>
画像診断より
腰椎から複数の髄液ダダ漏れ
脳下垂・硬膜肥厚・静脈拡張
髄圧一桁・残存率一桁の所見あり
脳脊髄液減少症と診断確定

<再検査>
先進医療が実施され再検査の結果
胸椎からの髄液漏れ有り
診断基準に該当
脳脊髄液(漏出症)と診断確定

<病歴20年・治療後10年・男性>
ブラッドパッチ療法2回
アートセレブ(人工髄液)髄注1回

<治療経過>
発症から20年、治療から10年経過
診断前後の7年間は介助が必要な
寝たきり車椅子生活となりましたが
治療+自己流リハビリを重ねて
多彩な症状は消失しましたが
僅かな頭痛・倦怠感の残存症状があり
共存しながらも社会復帰に至りました
全完治まであと一歩です
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ブラッドパッチ療法保険適用決定(2016年) (3)
┗  ブラッドパッチ療法保険適用 (2)
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耳鳴り (4)
耳菅開放症 (2)
外リンパ瘻 (2)
メニエール病 「中耳加圧治療」 (2)
APD・聴覚情報処理障害 (1)
鼻詰まり (1)
味覚 (1)
嚥下障害 (1)
非歯原性歯痛 (1)
口内炎・ヘルペス・口角炎・味覚障害 (2)
歯肉炎・親知らず抜歯・ドライマウス (1)
顔のしびれ (1)
顎関節症・三叉神経痛・噛み締め (2)
慢性上咽頭炎・EAT(上咽頭擦過療法) (2)
咽頭痛・異物感・息苦しさ・期外収縮不整脈 (1)
リンパ扁桃腺の腫れ・下顎と首のしこり (1)
長引く咳・むせる咳・咳喘息との関連 (2)
甲状腺機能亢進症(別名バセドウ病) (1)
帯状疱疹 (1)
座位・起立・労作不耐・末梢神経障害 (1)
胸郭出口症候群 (3)
梨状筋症候群 (2)
頚椎症・ストレートネック (1)
肩・肩甲骨・背中・手足の痛み (4)
トゥレット症候群と不随意運動 (1)
血糖値上昇 (2)
反応性低血糖症 (1)
副腎疲労/副腎疲労症候群 (1)
IgG抗体検査に関する注意喚起 (1)
胃痛・胃液逆流・下痢 (1)
機能性ディスペプシア (2)
過敏性腸症候群(IBS) (2)
潰瘍性大腸炎(UC) (3)
頻尿・膀胱炎 (3)
┣  ED症状 (1)
┗  女性化乳房症(男性) (1)
無痛分娩・帝王切開(硬膜外麻酔) (4)
┣  月経前不快気分障害「PMDD」 (1)
┣  PTSDと腸内細菌 (1)
┗  HPVワクチン (1)
パニック障害 (1)
うつ病・抑うつ状態 (6)
経頭蓋磁場刺激法(TMS) (3)
反復経頭蓋磁気刺激(rTMS) (5)
経頭蓋直流刺激(tDCS) (1)
むち打ち症 (3)
高次脳機能障害 (6)
軽度外傷性脳損傷 (12)
外傷性脳損傷 (4)
遅発性脳障害 (1)
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群 (55)
小児の慢性疲労症候群 (1)
カルニチン欠乏症 (2)
筋痛性脳脊髄炎/線維筋痛症 (42)
慢性疼痛 (10)
腰痛(慢性痛) (2)
神経障害性疼痛 (7)
複合性局所疼痛症候群(CRPS) (2)
神経疾患(脊磁計) (1)
脊髄刺激療法(SCS) (2)
筋筋膜性疼痛症候群(MPS) (1)
強直性脊椎炎(AS) (10)
筋萎縮性側索硬化症(ALS) (3)
椎間板ヘルニア (1)
パーキンソン病 (3)
認知症・認知障害・アルツハイマー病 (8)
ヘルプマーク (3)
不定愁訴 (5)
インフルエンザ (1)
ドクターショッピング(一部のみ) (8)
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