痛みを感じる仕組みに新説、皮膚に新たな感覚器官

2019年08月26日
神経障害性疼痛
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痛みを感じる仕組み
新たな感覚器官が、皮膚の内部にあることがわかり
神経障害性疼痛の治療に役立つかもしれないし
アロディニア(異痛症)」に悩む人の救いにもなるというニュースです。

痛みを感じる仕組みに新説、皮膚に新たな感覚器官

2019.08.21 ナショナルジオグラフィック日本版
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/082000475/

パズルの重要なピースを発見か
注射針を刺された経験のある人ならわかるだろう。
最初にちくりとし、次に鋭い痛みを感じる。思わず顔をゆがめたりしたくなるものだ。

このような痛みはごく当たり前の感覚だが、
その背後にある神経回路の仕組みは、完全には解明されていなかった。
そのパズルの重要なピースが、今回見つかったかもしれない。
これまで知られていなかった新たな感覚器官が、皮膚の内部にあることがわかったのだ。

「侵害受容グリア・神経細胞複合体」と名付けられたこの構造は、
心臓や脾臓のような複雑な臓器とは異なり、
グリア細胞(膠細胞)という細胞が網状に並んだだけの単純な器官だ。
(参考記事:「“痕跡器官”とされた脾臓の役割解明」)

グリア細胞は、神経細胞を取り巻き、その働きを助けることが知られている。
今回発見された器官では、皮膚の外側の層(表皮)と内側の層(真皮)の間に
グリア細胞によるネットワークが形成され、
そこから細い繊維のような突起が外側の層に伸びている。
(参考記事:「脳の自浄システムが明らかに」)

8月16日付けで学術誌「Science」に発表された研究によれば、
この単純な器官が、皮膚を圧迫したり刺したりする刺激によって起こる痛みを
知覚するときに、重要な役割を果たしているようだという。
これまでは「侵害受容線維」と呼ばれる神経細胞が、
この種の痛みの主な出発点と考えられてきた。

「100年もの間、痛みは皮膚内の神経で感知されると考えられてきました」と
論文の共著者であるスウェーデンの医科大学、カロリンスカ研究所の分子神経生物学者
パトリック・エルンフォルス氏は述べている。
「しかし、私たちは今回、グリア細胞も痛みの出発点である可能性を示しました」

痛みを感じる仕組みに再考迫る
研究チームは最初にマウスでこの新たな器官を特定、
さまざまな痛みに対するマウスの反応を測定することで、その機能を調べた。
遺伝子編集技術を用いて同器官の細胞の働きを抑制したところ、
マウスは熱痛、つまり熱さや冷たさによる痛みに対しては正常な反応を示した。
しかし圧迫や刺すといった「機械的な刺激」による痛みに対しては、
グリア・神経細胞複合体が不活性化されたすべてのマウスで反応の低下が見られた。

この発見によって科学者らは、痛みがどのように発生し増大するのかについて、
少なくともマウスに関しては考えを改めることになった。
この器官が人間にも存在するかはまだ確認されていないが、
可能性は高いとエルンフォルス氏は言う。
(参考記事:「人間にはない動物たちの驚きの器官7選」)

「これまで(マウスにあることが)知られていた他の感覚器官が
すべて人間にも存在することを考えれば、
この感覚器官が私たちの皮膚にもある可能性は、
確実だとは言えないまでも十分あるでしょう」

そうであれば、この研究は、米国の全人口の推定10%、欧州では7~10%が患っている
さまざまな神経障害性疼痛の治療に役立つかもしれないとエルンフォルス氏は言う。
例えば、この細胞ネットワークの働きを抑える方法が見つかれば、
軽く触れたりなでたりしただけで強い痛みを感じるほど皮膚が敏感になる
「アロディニア(異痛症)」に悩む人の救いになるだろう。
(参考記事:「長く続く痛みは生存率高める仕組み」)

「大変興味深い発見です」と評価するのは、
神経生理学者で米メリーランド大学医学部の准教授であるルアナ・コロカ氏だ。
氏は今回の研究には参加していない。
「現在学生たちに教えている侵害受容線維を凌駕する器官系があると知ってワクワクしています」

文=Catherine Zuckerman/訳=山内百合子
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のぞみ
この記事を書いた人: のぞみ
<発症原因>
中学時にいたずらによる椅子引きで
尾骨を骨折する
原因不明の多彩な症状が現れ
寝たきり車椅子生活となる
ドクターショッピングを重ね
脳脊髄液減少症だと
診断確定したのは発症から10年後

<診断・検査・治療病院>
国際医療福祉大学熱海病院

<検査結果>
画像診断より
腰椎から複数の髄液ダダ漏れ
脳下垂・硬膜肥厚・静脈拡張
髄圧一桁・残存率一桁の所見あり
脳脊髄液減少症と診断確定

<再検査>
先進医療が実施され再検査の結果
胸椎からの髄液漏れ有り
診断基準に該当
脳脊髄液(漏出症)と診断確定

<病歴20年・治療後10年・男性>
ブラッドパッチ療法2回
アートセレブ(人工髄液)髄注1回

<治療経過>
発症から20年、治療から10年経過
診断前後の7年間は介助が必要な
寝たきり車椅子生活となりましたが
治療+自己流リハビリを重ねて
多彩な症状は消失しましたが
僅かな頭痛・倦怠感の残存症状があり
共存しながらも社会復帰に至りました
全完治まであと一歩です
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咽頭痛・異物感・息苦しさ・期外収縮不整脈 (1)
リンパ扁桃腺の腫れ・下顎と首のしこり (1)
長引く咳・むせる咳・咳喘息との関連 (2)
甲状腺機能亢進症(別名バセドウ病) (1)
帯状疱疹 (1)
座位・起立・労作不耐・末梢神経障害 (1)
胸郭出口症候群 (3)
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トゥレット症候群と不随意運動 (1)
血糖値上昇 (2)
反応性低血糖症 (1)
副腎疲労/副腎疲労症候群 (1)
IgG抗体検査に関する注意喚起 (1)
胃痛・胃液逆流・下痢 (1)
機能性ディスペプシア (2)
過敏性腸症候群(IBS) (2)
潰瘍性大腸炎(UC) (3)
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┗  HPVワクチン (1)
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うつ病・抑うつ状態 (6)
経頭蓋磁場刺激法(TMS) (3)
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経頭蓋直流刺激(tDCS) (1)
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高次脳機能障害 (6)
軽度外傷性脳損傷 (12)
外傷性脳損傷 (4)
遅発性脳障害 (1)
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筋痛性脳脊髄炎/線維筋痛症 (42)
慢性疼痛 (10)
腰痛(慢性痛) (2)
神経障害性疼痛 (7)
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神経疾患(脊磁計) (1)
脊髄刺激療法(SCS) (2)
筋筋膜性疼痛症候群(MPS) (1)
強直性脊椎炎(AS) (10)
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椎間板ヘルニア (1)
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