視覚が敏感過ぎて、文字が消え、動く…「アーレンシンドローム(視覚の過敏症)」とは?

2019年12月22日
アーレン症候群
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アーレンシンドロームに関するニュースです。
アーレンシンドロームの人々の文字の見え方などが記載されておりますので
URL先にてご覧下さい。


視覚が敏感過ぎて、文字が消え、動く…「アーレンシンドローム」とは?
2019年12月22日 現代ビジネス
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69290

ある波長の光に対する感受性が高すぎる

見えすぎることで生きづらさを感じている人がいる!? 

いや、見えすぎるといっても、アフリカのマサイ族がサバンナのはるか遠くまで見通せるといったような
「視力」の話ではない。
光に対する感受性が高すぎて、一般の人にとってふつうの明るさが、眩しくて眩しくて仕方がないのだ。

それが、アーレンシンドローム(視覚の過敏症)だ。
1980年代に、カリフォルニアの学校心理士、ヘレン・アーレンによって明らかにされた。

この聞き慣れない症例のことが知りたくて、筑波大学心理・発達教育相談室で
アーレンシンドロームの相談に応じている熊谷恵子教授の研究室を訪ねた。

「赤と緑の見分けがつきにくかったり、色がよく見えなかったりする色盲・色弱については
聞いたことがある方は多いと思います。
これは光の一部に対する感受性が低いために起こる症状です。
アーレンシンドロームはその逆で、光の一部に対する感受性が高いことによって起こります」

光の3原色のなかでも、青い光を感じやすい、緑の光を感じやすい、赤い光を感じやすい、
あるいはそれらすべてを感じやすいなど人によって違いはあるが、
いずれにしても、ある波長の光に対する感受性が高すぎるために、
ものが見えにくくなってしまうのだ。

たとえば、通常は見えることがない紫外線が見えたり、蛍光灯の光の揺れが見えたり、
空中に舞うほこりに光が反射して見えたりしてしまう。
そのため、当たり前の日常生活を送るのに疲れ果ててしまい、体調を崩してしまうこともあるという。

また、アーレンシンドロームと判断される人は、
「本を読むときに行や単語を飛ばしてしまう」といった文字の読みにくさを訴えることが多い。


アーレンシンドロームの人々の文字の見え方
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69290

洗浄現象→白い部分がまぶしすぎて文字の一部を消してしまう
光背現象→光がネオン効果を生じさせて重なる
ぼやけ現象→文字がぼやける
リバー現象→文字が部分的にくっつき白い間がみえる
オーバーラップ現象→文字が重なる
シーソー現象→文字が上下に動く
回転現象→文字が回転する
シェイキー現象→文字が揺れる


蛍光灯からLEDに変わった途端、違和感を感じた

アーレンシンドロームは現在、欧米ではおよそ20〜30%程度、
日本では少なくとも6%以上の割合で発症すると言われ、決して珍しい症状ではない。

しかし、医学的診断名も症候群の名称もなくほとんど知られていないため、
自分がそうであるとは気づかず、生きづらさを感じている人は多いと思われる。

「視覚は生まれながらにしてもっている感覚であり、他人と比較することができないため、
自分の視覚特性に気づくことができないことも多いんです。
見え方がほかの人と違うことになかなか気づけません。
病気ではないから、眼科で診断を受けても異常は見つかりません。
眼科で『眩しい』と訴えても、『白内障でもないのにそんなわけない』と言われてしまうこともあるそうです」

さらに、視覚が外界から取り込む情報は、感覚全体が取り込む情報の約80%という膨大な量を占める。
アーレンシンドロームによる見えにくさがあると当然、必要な情報が得られにくく、
日常生活に不都合を感じる場面はたくさんある。

また、文字の読み書きが困難だったり、何かをじっと見て取り組むなどの作業が苦手で
集中力もなくなりがちだったりすることから、
学習障害(LD)や注意欠如多動症(ADHD)、自閉スペクトラム症(ASD)ではないか、
投げられた1つのボールが3つくらいに見えてしまい取れないことから発達性協調運動障害ではないか、
などと誤診されることも少なくない。

最近、教育現場などで話題にのぼることの多い「発達障害」だが、
それを疑われている子のうち何パーセントかは発達障害ではなく、
アーレンシンドロームなのかもしれないのだ。

「保育園で薄暗いところを好み、いつもピアノカバーの中で遊んでいた子が、
実はアーレンシンドロームだった、ということもありました。
その子の場合、小学校に上がって明るい教室に座っていなければならなくなると眩しくて落ち着かず、
つい立ち歩いてしまい、周囲から『気になる子』として扱われていました」

あまりの眩しさに頭痛や吐き気などの症状が出たり、疲労から鬱、
慢性疲労症候群などを発症してしまったりする例もある。

白熱灯や蛍光灯に比べてエネルギー効率のいいLEDは、地球温暖化の救世主ような存在だが、
このLEDによって苦しめられている人もいるという。

「職場の灯りが、蛍光灯からLEDに変わった途端、違和感を感じた、という人もいます。
LEDは光の3原色のなかでも青色が強いんです。
青い光を敏感に感じてしまう人には、非常に負担になるようです」


カラーレンズによって症状は改善する

病気でも障害でもないとはいえ、本人にとってはつらすぎるアーレンシンドローム。
実はこの症状は、感じやすい光をカラーレンズでカットすることで改善される。

そう、紫外線対策のためにサングラスをかけるのと同じ。
たとえば、青い光を感じやすい場合は、黄色のカラーレンズ、赤い光を感じやすい場合は水色のレンズなど、
補色で光を抑えることができるのだ。

熊谷さんが所属する大学の教育相談室では、それぞれの見え方に合わせたカラーレンズをフィッティングしている。
レンズ作成費用はおよそ3万円。その後、自分で眼鏡屋に持ち込み、フレーム加工してもらう。

カラーレンズ眼鏡をかけると世界が変わる! こんなにもよく見えるのか、
こんなにも目を開けていることが辛くないのか、
という喜びの声が多く入る一方で、ひとつ大きな問題がある! 

それは、カラーレンズの色が黄色や水色、ピンクなど、サングラスとしては突飛な色になりがちだということ。
不良? 変人?などと偏見の目で見られてしまうとしたらつらい。

「最近、学校では、カラーフィルム、カラーレンズ、カラーノートの使用が認められてきてはいます。
一方、企業では、『診断書がないと配慮しない』というところが多いのですが、
アーレンシンドロームは医学的診断名ではないことから、アーレンシンドロームを知る眼科医は少なく、
診断書を書いてもらうのは難しいんです。
我々が書く状況報告書は、診断書ではないために、カラーレンズの装着が認められず、
会社を辞めざるをえなくなった人もいます」

熊谷さんの願いは、アーレンシンドロームの存在がもっと世に知られることで、
自分がそうであるとは気づかず生きづらさを感じている人が救われること、
そして、カラーレンズをつけることがごく自然なかたちで受け入れられる社会になることだ。

「日本人は『みんな同じ』を好むあまり、自分とちょっと違った存在を排除する傾向があります。
でも、人それぞれ身長や体重が違うように、実は見え方も感じ方も違うのです。
視力矯正用の眼鏡をかけている人があたりまえに受け入れられているのと同じように、
カラーレンズをつけることも普通に受け入れてほしい。
人の違いに寛容な社会になってほしいですね」

アーレンシンドロームの相談窓口はこちらです→筑波大学心理・発達教育相談室
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のぞみ
この記事を書いた人: のぞみ
<発症原因>
中学時にいたずらによる椅子引きで
尾骨を骨折する
原因不明の多彩な症状が現れ
寝たきり車椅子生活となる
ドクターショッピングを重ね
脳脊髄液減少症だと
診断確定したのは発症から10年後

<診断・検査・治療病院>
国際医療福祉大学熱海病院

<検査結果>
画像診断より
腰椎から複数の髄液ダダ漏れ
脳下垂・硬膜肥厚・静脈拡張
髄圧一桁・残存率一桁の所見あり
脳脊髄液減少症と診断確定

<再検査>
先進医療が実施され再検査の結果
胸椎からの髄液漏れ有り
診断基準に該当
脳脊髄液(漏出症)と診断確定

<病歴20年・治療後10年・男性>
ブラッドパッチ療法2回
アートセレブ(人工髄液)髄注1回

<治療経過>
発症から20年、治療から10年経過
診断前後の7年間は介助が必要な
寝たきり車椅子生活となりましたが
治療+自己流リハビリを重ねて
多彩な症状は消失しましたが
僅かな頭痛・倦怠感の残存症状があり
共存しながらも社会復帰に至りました
全完治まであと一歩です
新ガイドライン策定news(2018年12月~) (4)
ブラッドパッチ療法保険適用決定(2016年) (3)
┗  ブラッドパッチ療法保険適用 (2)
先進医療実施 診断基準(2012年) (1)
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糖質制限 (2)
口腔アレルギー症候群(OAS) (1)
サプリメント情報(脳脊髄液減少症) (4)
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天気・気圧・湿度の影響 (8)
気象病・天気痛 (5)
花粉症 (4)
┣  光線過敏症 (1)
┗  寒暖差アレルギー (1)
化学物質過敏症・電磁波過敏症 (7)
慢性連日性頭痛・目の奥の痛み (9)
起立性頭痛 (2)
片頭痛 (8)
労作性頭痛 (1)
耳の冷えによる機能性頭痛 (1)
後頭部と耳の後ろが痛い大後頭神経痛 (1)
頭部アロディニア (2)
┗  頭部抜け毛・白髪・皮膚乾燥 (1)
ベル麻痺 (1)
石灰化上皮腫 (1)
自律神経 (5)
動悸・手の振るえ(振戦)チック症状  (2)
心臓・動脈硬化・スモールハート (1)
高血圧 (3)
微熱・悪寒・高熱 (1)
冷え性・体温調節機能・汗腺機能 (6)
疲労・倦怠感・易疲労 (5)
脳疲労・ブレインフォグ (9)
睡眠障害 (9)
睡眠相後退(前進)症候群 (1)
不眠・過眠・ナルコレプシー(オレキシン) (9)
むずむず脚症候群 (1)
高次脳・視空間認知力低下 (1)
めまい・吐き気・動悸 (4)
眼前暗黒感のめまい (1)
光過敏・複視・霧視・残像・視力低下 (2)
緑内障 (6)
加齢黄斑変性 (2)
目の不調は脳が原因 (12)
┣  眼瞼・顔面けいれん (1)
┣  眼球使用困難症 (2)
┣  中枢性羞明 (3)
┗  アーレン症候群 (2)
聴覚過敏・車酔いとめまい (1)
耳鳴り (4)
耳菅開放症 (2)
外リンパ瘻 (2)
メニエール病 「中耳加圧治療」 (2)
APD・聴覚情報処理障害 (1)
鼻詰まり (1)
味覚 (1)
嚥下障害 (1)
非歯原性歯痛 (1)
口内炎・ヘルペス・口角炎・味覚障害 (2)
歯肉炎・親知らず抜歯・ドライマウス (1)
顔のしびれ (1)
顎関節症・三叉神経痛・噛み締め (2)
慢性上咽頭炎・EAT(上咽頭擦過療法) (2)
咽頭痛・異物感・息苦しさ・期外収縮不整脈 (1)
リンパ扁桃腺の腫れ・下顎と首のしこり (1)
長引く咳・むせる咳・咳喘息との関連 (2)
甲状腺機能亢進症(別名バセドウ病) (1)
帯状疱疹 (1)
座位・起立・労作不耐・末梢神経障害 (1)
胸郭出口症候群 (3)
梨状筋症候群 (2)
頚椎症・ストレートネック (1)
肩・肩甲骨・背中・手足の痛み (4)
トゥレット症候群と不随意運動 (1)
血糖値上昇 (2)
反応性低血糖症 (1)
副腎疲労/副腎疲労症候群 (1)
IgG抗体検査に関する注意喚起 (1)
胃痛・胃液逆流・下痢 (1)
機能性ディスペプシア (2)
過敏性腸症候群(IBS) (2)
潰瘍性大腸炎(UC) (3)
頻尿・膀胱炎 (3)
┣  ED症状 (1)
┗  女性化乳房症(男性) (1)
無痛分娩・帝王切開(硬膜外麻酔) (4)
┣  月経前不快気分障害「PMDD」 (1)
┣  PTSDと腸内細菌 (1)
┗  HPVワクチン (1)
パニック障害 (1)
うつ病・抑うつ状態 (6)
経頭蓋磁場刺激法(TMS) (3)
反復経頭蓋磁気刺激(rTMS) (5)
経頭蓋直流刺激(tDCS) (1)
むち打ち症 (3)
高次脳機能障害 (6)
軽度外傷性脳損傷 (12)
外傷性脳損傷 (4)
遅発性脳障害 (1)
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群 (55)
小児の慢性疲労症候群 (1)
カルニチン欠乏症 (2)
筋痛性脳脊髄炎/線維筋痛症 (42)
慢性疼痛 (10)
腰痛(慢性痛) (2)
神経障害性疼痛 (7)
複合性局所疼痛症候群(CRPS) (2)
神経疾患(脊磁計) (1)
脊髄刺激療法(SCS) (2)
筋筋膜性疼痛症候群(MPS) (1)
強直性脊椎炎(AS) (10)
筋萎縮性側索硬化症(ALS) (3)
椎間板ヘルニア (1)
パーキンソン病 (3)
認知症・認知障害・アルツハイマー病 (8)
ヘルプマーク (3)
不定愁訴 (5)
インフルエンザ (1)
ドクターショッピング(一部のみ) (8)
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